肘掛け付きで、リラックスして座れる「アームチェア」。おしゃれなアームチェアも豊富なため、会議室やデスクの椅子としてだけでなく休憩室にも導入しようと考える企業も少なくないかと思います。しかし、おしゃれなアームチェアを使ってどのような空間作りをしたらいいのか悩むところではないでしょうか。
今回は、おしゃれなアームチェアの選び方から快適なオフィス環境の作り方を解説します。ニトリやカリモクなどの人気メーカーについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アームチェアの種類
アームチェアの種類はさまざまありますが基本的にハイバックとローバックの2種類で、背もたれ部分が高いか低いかの違いです。リクライニングやキャスター付きなど機能性に優れたものもありますが、まずはハイバックとローバックの特徴やどんなシーンにあると便利なのか解説します。
ハイバック
ハイバックのアームチェアは、背もたれが高く、寄りかかっても背中から頭までしっかり支えてくれるのが特徴です。背もたれに背を付けてゆったりと座れるため、長時間座っても疲れにくくリラックスできるのが魅力。デスクワークや休憩スペースの椅子として最適です。
ローバック
ローバックのアームチェアは背もたれが腰の部分までしかないため、圧迫感を感じないという特徴があります。ハイバックのように背もたれで視界を遮断されることがないため、オフィス空間を広く見せるというメリットもあります。また、コンパクトなタイプが多く持ち運びも簡単なため、打ち合わせや会議で椅子が足りないときなどにサッと補えるなど利便性も高いです。
アームチェアの魅力とは?
アームチェアは、他の椅子に比べてリラックスして座れる点が最大の魅力です。特に、おしゃれなアームチェアはリラックス空間に最適。ここでは、アームチェアの座り心地やリラックス空間の作り方をご紹介します。
アームチェアが提供する快適な座り心地
アームチェアは肘置きが付いているため、腕の置き場があり安定した快適な座り心地が魅力です。腕の重さは体重の約10%もあると言われており、50㎏の体重の人なら両腕で約5㎏もの重さになります。腕を置いて座れるアームチェアは、アームレストチェア(肘置きのない椅子)に比べて肩への負担も少なくリラックスして座れるのがメリットです。リクライニングが可能なアームチェアもあるので、よりリラックス感を演出したい場合は機能性にも注目してみてください。
また、肘掛け部分に手をついて楽に立ち上がることができるのもアームチェアの魅力と言えるでしょう。
アームチェアでリラックス空間を演出
アームチェアの快適な座り心地の良さは、リラックス空間を演出します。リラックスを求めるなら、ハイバックタイプのアームチェアがおすすめ。背もたれに上半身の体重を預けられるため、脱力した状態で身体を休めることができます。
アームチェア選びのポイント
おしゃれなアームチェアでも座り心地が悪かったり使い勝手が悪かったりすると、せっかくオフィスに導入してもアームチェアの良さが引き出せません。ここでは、おしゃれなアームチェアの選び方について、3つのポイントを解説します。
アームチェアのサイズをチェック
アームチェアはコンパクトなものから存在感のあるワイドなものまで、サイズのレパートリーが豊富です。デザインや機能性が気に入ったとしても設置場所に収まらなければ使えませんので、アームチェアを選ぶときは設置場所にマッチしたサイズのものを選びましょう。
また、アームの部分は腕全体を乗せられるフルアームと肘のみ置けるハーフアームの2種類があります。リラックスを求めるのであれば、フルアームがおすすめです。立ったり座ったりと動作が多いシーンでアームチェアを使うなら、肘掛けが邪魔にならないハーフアームのタイプを選んでください。
アームチェアの座り心地を確認
アームチェアの座り心地を確認するポイントは、以下の3つです。
● アームの長さ
● 背面の高さ
● クッション性
長時間座っても疲れないなど、リラックスタイムのときに座る椅子としてアームチェアを選ぶならフルアームでハイバックのクッション性が高いものを選ぶのがベストです。実店舗で座り心地を確かめられますが、通販は実際に座れないため、座り心地を確認する際には口コミを参考にしましょう。
アームチェアの手入れのしやすさをチェック
オフィスにアームチェアを導入するなら、手入れのしやすいものを選んでいつでも清潔な状態で使えるのが望ましいです。
アームチェアに使用されている素材はレザーやファブリック、メッシュやナイロンがあります。手入れのしやすさで選ぶなら、合皮タイプがおすすめです。水や汚れに強く、乾拭きでサッと手入れができるので、毎日清潔な状態で使えます。
ファブリックのものでも撥水加工が施されたものやカバーを付けるなど、手入れが簡単にできる対策を施せば問題ありません。ファブリック素材のアームチェアを選ぶときは、機能性にも注目してください。
アームチェアを利用した快適なオフィス環境の作り方
おしゃれなアームチェアをオフィスに導入する場合、見た目だけでなく快適さも重視して環境を整えることが大切です。ここでは、配置や他のオフィス家具とのコーディネートなど、オフィスの雰囲気にピッタリな環境作りを提案します。
アームチェアを配置する場所の選び方
アームチェアは他の椅子に比べて「リラックスして座れる」点が特徴です。そのため、オフィスで設置する場合は応接室や会議室、休憩スペースに配置することが少なくありません。もちろん、デスクワーク用の椅子としてもアームチェアを導入する企業もあります。
オフィスで使用するアームチェアは他の椅子に比べてサイズが大きいため、通路やテーブルの大きさにも配慮してゆとりのある場所に配置するのが望ましいです。配置する場所のスペースとアームチェアを置く個数、その他の備品なども考慮して場所を選んでください。
アームチェアと他の家具とのコーディネート方法
アームチェアを使用するシーンは、デスクワークや休憩スペースなどさまざまです。統一感のある空間を演出するなら、コーディネートは欠かせません。例えば、アームチェアと他の家具のカラーを合わせて統一感を生み出すなどです。
その他にも、元々設置してある家具が暗い雰囲気を放っているなら逆にパステルカラーのアームチェアを設置して、華やかさを演出することも可能です。他の家具の雰囲気も考慮しながらコーディネートしてみましょう。
アームチェアを使ったリラックス空間の作り方
まず、オフィスにリラックス空間を設けるには仕事をするスペースが見えない場所に設置するのが基本です。その上で、アームチェアやコーヒーサーバー、本棚などを設置して居心地の良いリラックス空間を作ります。
アームチェアを使ってよりリラックスして座るなら、ボックス型のスツールやオットマン(足置き)を設置するのもおすすめ。足を伸ばして座れるため、リラックス効果が高まります。
また、癒しを感じられるカラーを取り入れた絵を飾るのも効果的です。
アームチェア人気メーカー
おしゃれなアームチェアをオフィスに導入するなら、人気メーカーの商品から選ぶのもおすすめです。ここでは、アームチェアで人気のメーカーを4つご紹介します。
カリモク
カリモクのアームチェアは、本革を使用するなど高品質な素材で高級感がある点が特徴です。キャスター付きで高さ調節も可能、回転もする本革オフィスチェア(アームチェア)は約17万円するなど値段も高額。応接室にぴったりな一人掛けのアームチェアなら約6万円で購入できます。
ニトリ
ニトリのアームチェアは3~5万円で購入できる、お手頃価格な点が人気のポイントです。シンプルでありながらリクライニングが可能なものや、オットマン付きなど機能性が高い点も魅力。木製の脚で可愛らしい雰囲気のアームチェアもあるなど、オフィスにリラックス空間を作るときに選びたいメーカーです。
無印良品
「デザインがおしゃれで座り心地も良い」と評判な無印良品では、背もたれがメッシュでキャスター付きのアームチェアが、8,990円(税込)で購入できます。他のメーカーに比べると種類は少ないですが、アイアンと木を使ったおしゃれなデザインのアームチェアもあるので、オフィスの雰囲気を変えたい場合などにおすすめです。
ADAL
業務用家具で人気の「ADAL(アダル)」。デザイン性が高く、他のメーカーにはないおしゃれなアームチェア揃えられるほか、種類が豊富で用途や雰囲気に合ったアームチェアが選べるのが魅力です。また、こだわりのあるアームチェアが欲しい場合は、完全オリジナルのものを製造してくれます。企画から製造までを行っている、ADALならではの強みです。オリジナルのアームチェアでオフィスを彩りたい場合は、ADALを検討してみてください。
まとめ
おしゃれなアームチェアの選び方や、快適なオフィス空間の作り方などをご紹介しました。アームチェアは、座り心地が良くリラックスできる点が魅力です。オフィスの休憩スペースにもピッタリなアイテムなので、雰囲気やサイズ感などご紹介した選び方のポイントを参考に、オフィスに合ったおしゃれなアームチェアを選んでみてください。