子どもが座るためのキッズチェアは、子どもが快適に座れるようなものを選びたいところです。しかし、さまざまなメーカーから見た目が似ている商品が多数販売されているので、どれを選べばいいかわからないかもしれません。また、キッズチェアとほかのインテリアをどのようにコーディネートすれば部屋がおしゃれになるか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、キッズチェアを使ったコーディネートの事例をご紹介します。キッズチェアの選び方やおすすめのタイプもご紹介しますので、キッズチェアを選ぶ際にぜひチェックしてみてください。

キッズチェアの選び方

キッズ チェア 子供椅子
キッズチェアは、赤ちゃんが使うベビーチェアとは異なるものとして販売されることが多いです。キッズチェアは一般的に、3歳くらいから小学校高学年くらいまでの子どもが使う椅子を指します。子どもが快適に座れるよう、さまざまなポイントを考慮して選ぶことが大切です。

キッズチェアを選ぶ際は、大人用のチェア選びとは異なる視点を持つ必要があります。キッズチェアの選び方を項目ごとに確認しておきましょう。

キッズチェアのサイズとデザインの選び方

キッズチェアを選ぶときは、まずサイズを確認してください。子どもの身長を考慮して適切なサイズの椅子を選ばなければ、子どもは窮屈さを感じてしまいます。子どもは成長期で身長が変わるスピードが速いからこそ、いつでも適切なサイズの椅子に座れるよう大人が配慮することが大切です。

身長120cmまでの子どもは、椅子の座面高が身長の約25%、テーブルの高さが身長の約44%になるようにするとちょうどいいサイズになるといわれています。例えば身長96cmの子どもであれば、椅子の座面高は約24cm、テーブルの高さが約42cmになるように選ぶといいでしょう。

キッズチェアは、温かみのある木製やポップなデザインや色合いのプラスチック製が主流。とはいえ、可愛らしいデザインからシンプルなデザインまでさまざまなので、子どもの好みに合わせて選ぶのもおすすめです。

安全性を確認

キッズチェアを選ぶときは、安全性を確認することも大切です。特に幼児期の子どもが使う椅子であれば、安全対策は必須。体を固定するベルトや落下防止のガードなどが付いている椅子であれば、安心して使えるでしょう。また、幼児期の子どもが歩いているときにぶつかっても怪我をしないよう、角が丸く加工されているキッズチェアを選ぶとより安心です。

テーブルと合わせる

キッズチェアは、テーブルと合う高さのものを選ぶと快適に使えます。特に小学生以上の子どもの場合、テーブルや机に向かって勉強する習慣をつけなければなりません。テーブルや机と椅子の高さを合わせて、長時間無理なく座っていられる環境を整えましょう

小学生以上の子どもに椅子を用意するのであれば、綺麗な姿勢で座れる椅子を選ぶのがおすすめです。人間工学に基づいて設計されている、座面に角度がついていて背筋が伸びるなどのキッズチェアであれば、無理なく正しい姿勢を身につけられるでしょう。

大人用のチェアと合わせる

キッズチェアを選ぶ際は、大人用のチェアとデザインを合わせるとおしゃれな部屋に仕上がります。特にダイニングチェアを兼ねてキッズチェアを部屋に出したままにするなら、デザインにこだわるのがおすすめです。

例えば大人用の椅子がモノトーンのシンプルなものであれば、子ども用の椅子もシンプルなものにすると調和しやすいでしょう。大人用の椅子がナチュラルな木製なら、子ども用の椅子も温かみのある木製を選ぶのがおすすめです。素材や色などを大人用のチェアに合わせて、統一感のある部屋を目指してみてください。

キッズチェアを使ったコーディネートの事例紹介

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周りのインテリアとの調和を考えてキッズチェアを選ぶことで、おしゃれな部屋を作ることが可能です。ここでは、キッズチェアを使ったコーディネートの事例をご紹介します。

リビングでのキッズチェア活用例

リビングにキッズチェアを置く場合は、子ども用のスペースを作ってそこに置くといいでしょう。ソファの前や横など、比較的広さを確保しやすい場所に子ども用のスペースを作るのがおすすめです。ローテーブルとローチェアを組み合わせれば、大きい家具特有の圧迫感も抑えられます。現在置いている家具の置き方を考えながら、どのようなキッズチェアを置けばいいか決めてください。

ダイニングでのキッズチェア活用例

ダイニングにキッズチェアを置いたままにしておくのであれば、他のインテリアから浮かないデザインのものを選びましょう。木製のテーブルや椅子があるなら、キッズチェアも木製のものを選ぶと調和しやすいです。天然の無垢材を使用したキッズチェアもあるため、落ち着いた雰囲気にしたい方はチェックしてみてください。

プレイルームでのキッズチェア活用例

子どもの遊び場であるプレイルームは、明るく楽しいデザインに仕上げると子どもが喜びます。動物の形になっていたりおもしろい表情がついていたりするキッズチェアを置くと、プレイルームの楽しい雰囲気がアップ。カラフルなデザインの椅子を選び、部屋のアクセントにしてもいいでしょう。

キッズチェア以外の本棚やおもちゃ入れといった家具も、デザインやカラーリングにこだわるのがおすすめです。色彩豊かなプレイルームであれば、子どものワクワク感も高まります。

おすすめのデザイン性の高いキッズチェア

キッズ チェア 子供椅子

キッズチェアは、ほかのインテリアとの調和を考えてデザイン性の高いものを選ぶのもおすすめです。ハイチェアやローチェアなど高さに特徴があるものや、ダイニングチェアとしての役割を果たすものなどさまざまなデザインがあるので、確認してみてください。

人気のハイチェア選びのポイント

キッズチェアは、大きくハイタイプとロータイプに分けられます。ハイチェアは、脚が長くて子どもが高い位置に座れる椅子です。大人用のダイニングテーブルで子どもが一緒に食事できるようになるので、食事中も目が届く場所に子どもがいてくれる安心感があります。

ハイチェアの多くは高さ調節ができるため、子どもの成長に合わせて高さを変えられます。成長に合わせて適切なサイズに変えながら長く使い続けられるキッズチェアを探しているのであれば、ハイチェアを検討してみてください。ハイチェアは価格がやや高めですが、長く使い続けられるので長期的に見てコスパもいいでしょう。

ダイニングチェアとして使える子供椅子

ダイニングチェアとしても使えるキッズチェアを探しているのであれば、高さ調節ができるものを選ぶといいでしょう。ハイチェアのなかには、座面の高さや脚の長さを変えられるものがあります。ダイニングテーブルの高さに合わせて椅子の高さも調節できれば、子どもも大人と一緒に快適に食事ができるでしょう。

高さ調節ができるキッズチェアを選ぶと、子どもの成長に合わせてサイズを調節できるというメリットもあります。足置きの高さや座面の奥行きなども細かく調整できる椅子もあるので、購入前に商品ごとの特徴を細かく確認してください。

長く使えるローチェアのおすすめ

ハイチェアと対極の存在であるローチェアは、子どもの足が床につくような低いデザインです。ダイニングテーブルなどに合わせるのではなく、ローテーブルなどに合わせて使います。大人も床に座って食事を取るスタイルの家庭には、ハイチェアよりもローチェアがおすすめです。

ローチェアは高さがない分安定感があるので、子どもが落下する心配がありません。小さな子どもや活発な子どもが座る椅子を探しているのであれば、ローチェアを探してみるといいでしょう。ローチェアは食事をするときだけでなく、絵を描いたりおもちゃで遊んだりする際にも活躍します。持ち運びがしやすいため、子どもを移動させたいときにも便利です。

まとめ 

キッズチェアは成長期の子どもが使うものなので、安全性や快適性を重視して選ぶことが大切です。しかし、おしゃれさを諦めなければならないわけではありません。数多くのメーカーがおしゃれなキッズチェアを販売しているため、デザイン性にもこだわって選ぶことで部屋をおしゃれにできます。コーディネートを意識しながら、他の家具と調和するデザインのキッズチェアを選んでみてください。

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