1~2人など少ない人数で飲食をするのに適している「カフェテーブル」は、喫茶店やカフェバーなどの飲食店で導入されることが少なくありません。カフェテーブルを選ぶときは、テーブルを支える脚にも注目してみてください。脚の素材や形状などで印象が変わるので、非常に重要な部分です。この記事では、カフェテーブルの脚の選び方のポイントについて解説します。

カフェテーブルの脚の基本

カフェ

まずは、カフェテーブルの脚の基本について見ていきましょう。

テーブル脚の重要性

テーブル脚は天板を支えて安定感を保つだけでなく、テーブルの雰囲気にも関わる重要な部分です。例えば、一本脚のカフェテーブルはスリムでスタイリッシュな印象を与えます。店舗の雰囲気やコンセプトに合った雰囲気のカフェテーブルを選ぶなら、脚にも着目してみてください。

一般的なカフェテーブルの脚の高さ

カフェテーブルの高さは700~730mmが一般的ですので、脚は天板の厚みを考慮した高さとなります。例えば、カフェテーブルの天板の厚みが30mmで全体の高さが730mmであれば、脚の高さは700mmが一般的な高さです。

テーブル脚の素材とスタイル

テーブル脚の素材はスチールが主流ですが、木製やアイアンもあります。テーブルに統一感を持たせるなら、天板を脚の素材を同じにするのがおすすめです。例えば、天板が木製ならテーブル脚も木製にすると統一感が出てお店のコンセプトに合った雰囲気もお客さんに伝わりやすいでしょう。

テーブル脚のスタイルはさまざまなものがあり、実に50種類以上あると言われています。カフェなどの店舗では丸型で一本脚のスタイルをよく見かけるかもしれません。その他にも、アルファベッドのIの形をしたIラインや4本脚などもあります。テーブル脚のスタイルはテーブルの雰囲気に大きくかかわってくるので、カフェテーブルを選ぶときは脚のスタイルにもこだわるのがおすすめです。

カフェテーブル脚の選択ガイド

カフェ 女性

カフェテーブル脚の素材やスタイルについて解説しましたが、ここでは素材の特徴や雰囲気などについてお伝えします。DIY向けの脚の選択についても解説しますので、DIYを検討している方もぜひ参考にしてください。

金属製の脚

金属製の脚は強度が高く硬い素材なため、直線型の脚が多いです。金属製の脚を使ったカフェテーブルは全体的にスマートでスタイリッシュな印象を与えます。ただし、脚のデザインによってテーブルの雰囲気が変わるのでデザインにも注目してください。例えば、丸型の一本脚はかわいい雰囲気になり、四角形の四本脚なら安定感があってしっかりした雰囲気のテーブルになります。

また、天板の素材でも印象は変わるので、選ぶときは天板も含めて考慮することが大切です。

木製の脚

高級感のあるカフェテーブルを選びたいときは、木製の脚を使ったものがおすすめです。また、自然素材を使った木製は温かみを感じられるのも特徴で、和の雰囲気をコンセプトにしたカフェにピッタリの脚と言えるでしょう。木製の脚にも丸型や脚の先に向けて細くなる75角、脚先が広がる八の字などさまざまなデザインがあるので、脚の形にも注目して選んでください。

DIY向けの脚の選択

一般的に販売されているカフェテーブルではコンセプトや雰囲気に合ったものが見つからない場合もあるかもしれません。そのときは、DIYを検討するのも選択肢の一つです。

カフェテーブルをDIYする際には、まず何本脚にするか決めてください。例えば、安定感を重視したいなら四本脚を、スタイリッシュな雰囲気にしたいなら一本や二本脚を選択するのがおすすめです。移動が楽にできるテーブルを使いたいなら折りたたみタイプの脚を選択しても良いでしょう。

テーブル脚の形状とその影響

カフェテーブルの脚を選ぶ際は、形状とその影響についても考慮しなければなりません。ここでは、カフェテーブルによく使われる主な形状とその影響について解説します。

一本脚のテーブル

一本脚の形状は、名前の通り一本の脚で天板を支えているテーブルです。テーブルの中央に脚があるので、座るときに脚が邪魔にならず座りやすいといったメリットがあります。一方で、テーブルの中央で天板を支えているため、テーブルの端に手をついて重心がかかると傾きやすいといったデメリットがあるので、使う人は注意が必要です。

また、6人掛けなどの大きなテーブルになると一本脚で支えるのが難しいため、4人掛けまでのテーブル脚として使うのが望ましいでしょう。

マルチ脚のテーブル

マルチ脚は折りたたみができる形状で、脚を折りたたんで簡単にテーブルを移動させることができるのが魅力です。また、高さも調節ができるマルチ脚もあるなど、テーブルをマルチに使いたいときに選ぶテーブル脚と言えるでしょう。脚を折りたたんでコンパクトに収納して置けるメリットもあるため、イベントなどで来店数が多く見込める日はマルチ脚のテーブルがあるとサッと並べて対応できるといった環境に合わせたカスタマイズも可能です。

T字型やX型のテーブル脚

T字型のテーブルは2本脚で天板を支えるタイプで、安定感抜群な点が特徴です。テーブルのサイドに脚を取り付けるため、天板下の空間が広々しているのが魅力。椅子をテーブルの中にピッタリと収めやすいため、通路や店舗を広く使いやすいといったメリットがあります。

X型のテーブル脚は、個性的な脚の形状で存在感のあるテーブルを演出します。存在感がある分、お店の雰囲気に強い影響を与えるテーブル脚と言えるでしょう。個性的な雰囲気のカフェにしたいときにX型の脚を使ったテーブルがおすすめです。

カウンターテーブルとカフェテーブルの違い

カフェの店舗内にはカウンター席を設けているお店も少なくありません。ここでは、カウンターテーブルとカフェテーブルの違いについてご紹介します。

高さの違い

カウンターテーブルには、ローカウンター・ミドルカウンター・ハイカウンターの3種類があります。高さはローカウンターで約700mm、ミドルカウンターは約950mm、ハイカウンターは約1050mmです。一方で、カフェテーブルの高さは700~730mmが主流なので、ローカウンターと同程度の高さとなります。

統一感のある雰囲気にしたいなら、カウンターテーブルとカフェテーブルの高さを同じにするのがおすすめです。

使い道の違い

カウンターテーブルはキッチンスペースと近い場所にあるため、食事や飲み物を出すのに便利です。また、店舗内ならスタッフや料理人との距離も近いため会話がしやすいといったメリットもあります。距離感を感じさせたくない場合は、カウンターテーブルを使うと良いでしょう。

一方でカフェテーブルはゆったりと座って飲食ができるため、ゆっくり食事を楽しんでもらいたいときに使うのがおすすめです。

適切な脚の選び方

カフェテーブルの脚を選ぶときは、まず何本脚にするか決めなければなりません。脚の本数によって使い勝手や雰囲気が多く変わります。カフェテーブル脚の本数は、一本・二本・四本脚の3種類が主流。四本脚は安定感がある一方で、四隅に脚があるので、座ったり立ったりの動作がしにくいのがデメリットです。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、使い勝手も考慮しながら選んでください。

まとめ:カフェテーブルの脚を選ぶポイント

カフェテーブル脚の選び方について解説してきましたが、最後に選ぶ際のポイントを確認しておきましょう。

雰囲気と機能性のバランス

カフェテーブルの脚は、テーブルの雰囲気を左右する大切な部分なので、コンセプトや空間の雰囲気に合ったものを選ぶのが基本です。また、脚の本数によっても使い勝手が異なるなど、機能性とのバランスも考慮しながら選ぶと、お店にマッチした使いやすいカフェテーブルを見つけることができるでしょう。

環境に合わせたカスタマイズの考え方

環境に合わせたカスタマイズができるテーブル脚を選ぶのも、柔軟に対応するために重要す。例えば、普段は少人数を想定したカフェテーブルを配置しているけれど、団体客にも対応できるように動かしやすいテーブル脚(マルチ脚)を選ぶことなどが挙げられます。

ただし、木製のテーブル脚は重量があるので、簡単には動かせません。環境に合わせたカスタマイズにはマルチ脚がおすすめですが、比較的軽量なスチール脚もテーブルを動かしやすくて便利です。カスタマイズも考慮して、軽くて動かしやすいテーブル脚を選んでみてはいかがでしょうか。

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