子供用の椅子は身長に合ったものを選ぶことが大切です。合っていない椅子に座るのは非常に窮屈で、姿勢の悪化や消化不良などにもつながってしまいます。
そこで今回は、子供用椅子の高さの目安をご紹介し、学習用や食事用といった用途別でも解説いたします!
子供用椅子の高さの目安とは?
正しい座り方ができるかどうか
子供用椅子の適切な高さとは、正しく座ることができる高さです。
正しく座れているかどうかの目安としては、「膝・腰・腕の3つの角度が90度になっている」「机の天板と足の間に余裕があって太ももが自由に動かせる」「足裏全体が床(または足台)についている」の3点が挙げられます。
身長別!子供用椅子の高さ目安一覧
実際に座って試すことができなくても、子供の身長ごとに適した椅子の高さの目安があるので、ぜひご活用ください。
その参考としておすすめなのが、経済産業省が定めるJIS(日本産業規格)のアップデートされた改訂版で、小中学校や高校で使用されている椅子と机の実態を反映させたものです。
子供用椅子と机の適合サイズ一覧
子供の年齢別の平均身長表
店舗への椅子の設置など様々な身長の子供が使用する場合は、年齢ごとの平均身長を参考にして判断する方法があります。
e-Stat政府統計の総合窓口「学校保健統計調査 年次統計」
学習用?ダイニングチェア?用途別の選び方ポイント
学習用として選ぶ場合
●成長に合わせて高さ調整ができる
学習用の椅子として使う場合は、子供の成長に合わせて高さ調整できるものを選びましょう。座面だけでなく、背もたれの高さや足置きの位置も調整できると、さらに良いです。
●正しい姿勢が保てる足置き付き
子供用椅子の高さが合っている状態を見分ける要素のひとつが、足裏全体が床または足台についているかどうかです。そのため、足置き付きの椅子を選ぶことをオススメします。
足置きに足裏をつけて正しい姿勢で学習することで、より快適に座り続けられ、集中力の向上・持続にもつながります。
●適度な硬さの座面
集中力の向上・持続には、椅子の座面も大きく関係します。クッション性が高すぎると沈み込みが大きくなって疲れてしまう可能性があるため、適度な硬さの座面を選びましょう。
逆にクッション性が足りない板座の場合は、座布団やクッションを敷くこと前提で選びます。
●学習用の机とセットで選ぶ
より確実な選び方としてオススメなのは、学習用で使う机とセットで選ぶことです。最初から間違いなく高さのバランスが合っているので安心です。
ダイニングチェアとして選ぶ場合
●テーブルに腕をおろした際に角度が90度になる高さ
ダイニングテーブルに腕をおろした際、腕(肘)の角度が90度になる高さの椅子が食事に向いています。おへそと胸の中間にテーブルがくるような高さです。
●汚れても安心!お手入れ簡単
食事用なので、食べこぼしによる汚れなどがあっても簡単にお手入れできることが大切です。
合成皮革をはじめサッと汚れが拭き取れる素材、カバーを取り外して洗えるもの、座椅子ごと丸洗いできるものなど、事前にしっかりとチェックしましょう。
●肘をつく、猫背、横向きを防止!足置き付き
正しい姿勢で食事をすれば、しっかりと噛むことができ、食事への集中力も高まります。
そのため、学習用で選ぶ場合と同じく、足置き付きの椅子がオススメです。
足裏全体を足置きにつけて(床につく場合は床につけて)食事することで踏ん張りがきき、正しい姿勢が保たれるので、猫背になる、肘をつく、いつの間にか横向きになってしまう・・・といった事態を防げます。
●お尻から膝裏まで座面がくる高さ
食事中も正しい姿勢を保つため、子供が座った際にお尻から膝裏までしっかりと座面がある状態にできる高さの椅子を選びましょう。
座卓用の座椅子として選ぶ場合
●汚れても安心!お手入れ簡単
座卓で食事やお絵描きなどをする場合は汚れる可能性が非常に高いので、合成皮革のものをはじめ、サッと汚れが拭き取れてお手入れ簡単な素材を選ぶと安心です。また、カバーの取り外しが可能な座椅子もオススメします。
●背骨のS字カーブを保てる姿勢サポート効果
座椅子を使うと背もたれに寄りかかる姿勢になりがちで、骨盤が前に倒れてしまい、背中や腰に負担がかかることもあります。そのため、常に背骨がS字カーブを描く自然な姿勢を保てるよう、姿勢サポート効果のある座椅子を選ぶこともオススメです。
●リラックスできるリクライニング機能付き
テレビ番組を観るときや読書するときなどにのびのびリラックスして過ごしやすいのは、リクライニング機能付きです。リラックスタイムが多い場合は、背もたれの角度を自由に変えられるリクライニング機能付きも検討してみましょう。
●スペースによっては折りたたみ機能付きも検討
もともと座椅子の多くがコンパクトなタイプですが、設置できるスペースが狭い場合は折りたたみ機能付きを検討する方法もあります。
用途別でピックアップ!オススメの子供用椅子
学習用の椅子にオススメ
プレイトレイ テーブル
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カトレアキッズ
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幼少期のお子様が学習用やプレイルームで利用できる商品です。テーブルは天ブチが少し上がっており物が落ちにくいようになっています。椅子の座面は適度なクッション性で姿勢をサポートします。
ダイニングチェアにオススメ
アニマルキッズ ダイニングチェア
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キッズI
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身体を支えるベルトがお子様の姿勢を崩さず食事に集中できます。合成皮革なので食べこぼしなどの綺麗に吹き上げることができメンテナンス性も考慮されています。
座卓用の座椅子にオススメ
ポポロテーブル アニマルシリーズ
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アニマルシリーズ
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テーブルと椅子は、動物をイメージさせお子様が空間を楽しめるようデザインされています。椅子は適度なクッション性があり疲れにくい設計です。
子供用椅子の高さについてまとめ
子供に適した高さの椅子を選ぶ大きなポイントをふまえた上で、それぞれの使用用途に合うタイプの椅子を細かく選んでいきましょう。
様々な年齢・身長の子供達が使う場合は、一般的な目安の数値を活用しながら適した椅子を選ぶこともできます。
子供達の健やかな成長にもつながる椅子選びに、ぜひお役立てください。