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カウンターチェアは、キッチンやダイニングの雰囲気を大きく左右する大切な家具です。しかし、長時間座っていると疲れてしまい、快適に過ごせないことがあります。適切なカウンターチェアを選べれば、そんな悩みを解消し、快適で使いやすい空間が作れるでしょう。

この記事では、疲れないカウンターチェアの選び方や、長時間座っても快適な条件をわかりやすく説明します。様々な視点からカウンターチェア選びをお手伝いします。

カウンターチェアの選び方の基本

カウンターチェアを選ぶ際には、高さ、座り心地、そしてインテリアに調和するか、など様々な点を考える必要があります。ここでは、カウンターチェア選びの基本となる3つの要素について詳しく見ていきましょう。

カウンターチェアとは?その基本と種類

カウンターチェアは通常の椅子よりも座面が高く、キッチンカウンターやバーカウンターで使用します。背もたれのないスツールタイプ背もたれのあるチェアタイプの2種類です。

スツールはカジュアルな雰囲気に合い、チェアタイプは長時間の使用に向いています。素材は木製、スチール製、プラスチック製など多様で、回転したり高さが調節できる機能を備えたものもあります

カウンターチェアの高さ選びのポイント

カウンターチェアの高さで最も重要なのは、カウンターとの適切な差尺(高さの差)です。理想的な差尺は25~30cmといわれていて、無理のない姿勢で作業や食事ができます。ただし、使用者の身長や用途によって最適な高さは変わります。

失敗しない選び方のチェックリスト

カウンターチェアを選ぶときには、実際に座ってみて確認することが大事です。以下のチェック項目を比較検討することで、より自分に合ったチェアを見つけることができるでしょう。

  1. 高さ:カウンターとの差尺が25~30cm程度になっているか確認する
  2. 座り心地:座面のクッション性や形状が快適か、できれば実際に座って確かめる
  3. 背もたれ:長時間使用する場合。背もたれの有無や形状を確認する
  4. 素材:使用環境や清掃のしやすさを考慮して選ぶ
  5. デザイン:インテリアに調和するスタイルや色を選ぶ
  6. 耐久性:座面や脚の強度、耐荷重を確認する
  7. 機能性:回転機能や高さ調節機能など、必要な機能があるか確認する
  8. 収納性:使用しない時の収納スペースを考慮する
  9. 価格:予算内で最適な品質のものを選ぶ
  10. 使用頻度:毎日使用するのか、たまに使用するのかを考慮する

疲れないカウンターチェアの特徴

カウンターチェアを疲れずに長時間使用するには、座面のデザインや背もたれの形状、素材の選択など、いくつかのポイントがあります。これから具体的に見ていきましょう。

長時間座っても疲れないチェアの条件

カウンターとチェアの座面の差が25~30cmになるものがおすすめです。また、クッションが付いている座面だと、体重を均等に分散できるもので身体が楽です。特に、座面の前の部分が少し下がっている「ウォーターフォール形状」は、太ももへの負担を減らしてくれます。また、座面の高さや背もたれの角度調整は、長時間の使用には嬉しい機能です。

快適な座り心地を実現する背もたれのデザイン

まず、腰部のサポートが十分であること。カウンターでの前傾姿勢を支えるため、腰椎の自然なカーブに沿った形状が理想的で、腰に負担をかけずに長時間作業ができます。高さは肩甲骨の下のあたりまであれば十分です。カウンター作業の邪魔にならず、かつ上半身をしっかりサポートできる高さがポイントです。背もたれは、わずかに後傾しているとリラックスした姿勢を保てます。ただし、作業するときは前傾姿勢になることが多いため、極端な後傾は避けましょう。

カウンターチェアの適切な使い方と姿勢

カウンターチェアの正しい姿勢は、まず椅子の奥までしっかりと腰掛けて、背もたれに背中をつけます。こうすることで、体重が均等に分散され安定した姿勢を保てます。さらに身体を安定させるには、両足を床にしっかりとつけましょう。足が床につかない高さの場合は、フットレストに足を乗せます。姿勢は、食事時はやや前傾姿勢、リラックス時は少し後傾した姿勢にします。

適切なカウンターチェアの高さを見つける

キッチンカウンター

適切な高さのカウンターチェアを選ぶことで、作業効率が上がり、長時間座っていても疲れにくくなります。しかし、最適な高さは、カウンターの高さや使用者の身長、用途によって変わってきます。ここでは、様々な状況に応じたカウンターチェアの高さの見つけ方について詳しく解説していきます。

カウンターの高さに合わせた椅子の選び方

カウンターチェアを選びでまず確認するのは、カウンターとチェアの座面の差(差尺)です。25~30cmが良いとされていますが、これはあくまでも目安で、実際には、ここから使用者の体格や用途に応じて調整をします。例えば、作業用なら少し高めを選び、食事用ならやや低めを選ぶと良いでしょう。そのため、可能であれば高さ調節が可能なタイプのチェアがおすすめします。

85cmと90cmカウンターに合う椅子を選ぶ目安

一般的なキッチンカウンターの高さは、85cmと90cmです。ではその場合、カウンターチェアの理想的な高さはどれぐらいでしょう。

  • ・カウンター85cm:座面高さ55~60cm
  • ・カウンター90cm:座面高さ60~65cm

ここから、使用者の体格や好みに応じて調整します。例えば、身長が低めの方は、やや低めの椅子を選ぶと、足が床にしっかりとつき、安定感が増します。逆に身長が高めの方は、少し高めの椅子を選ぶと、快適に使用できるかもしれません。

身長に合わせた椅子の高さの目安

一般的に、使用者の身長に合ったカウンターチェアの高さは、カウンターの高さから【身長×0.55÷3-2】を引いて計算します。これは、座高を身長の55%とし、座高の1/3から2cm短い差尺が快適な差尺と言われているためです。

【カウンターが90cmの場合】

  • ・身長140cm:座面高さ66.3cm(差尺23.7cm)
  • ・身長150cm:座面高さ64.5cm(差尺25.5cm)
  • ・身長160cm:座面高さ62.7cm(差尺27.3cm)
  • ・身長170cm:座面高さ60.8cm(差尺29.2cm)
  • ・身長180cm:座面高さ59.0cm(差尺31.0cm)

可能であれば、高さ調節が可能なタイプのチェアを選ぶと、より自分に合った快適な高さを見つけることができるでしょう。

カウンターチェアのタイプ別選び方

カウンターチェアには、スツールタイプと背もたれタイプの2種類があり、メリットとデメリットがあります。また、チェア選びでは、他の家具との組み合わせも無視できません。ここでは、カウンターチェアの選び方について詳しく見ていきます。

スツールタイプと背もたれタイプの違い

カウンターチェアは、スツールタイプと背もたれタイプの2種類があります。スツールタイプは、背もたれがなく、座面と脚だけのコンパクトなデザインです。省スペースで使えるため、多人数で利用する場合に向いています。また、カウンター下に収納しやすいのも利点です。360度どの方向からも座れるので使い勝手が良いですが、背中のサポートがないため、長時間使用すると疲れやすいのが欠点です。

一方、背もたれタイプは背中をサポートしてくれるため姿勢が安定し、長時間使用してもあまり疲れません。食事や作業など、一定時間同じ姿勢を保つ必要がある場合におすすめです。ただし、スツールタイプに比べてスペースを取るため、設置場所に余裕が必要です。

家具としてのチェア:統一感と組み合わせのコツ

カウンターチェアを選ぶ際は、インテリアの一部として考えることが大切です。

まず、カラーコーディネートに注目しましょう。部屋のメインの色彩と調和する色を選ぶことで、空間全体がまとまります。例えば、木目調の家具が多い部屋では、同じトーンの木製チェアを選ぶと統一感が生まれます。

形状やデザインの一貫性も重要です。モダンなインテリアには直線的でシンプルなデザインのチェアが、クラシックな空間には曲線を取り入れたデザインのチェアが調和しやすいでしょう。統一感を出したいときには、素材を揃えるのもおすすめです。例えば、リビングにレザーソファがある場合、レザー素材のカウンターチェアを選ぶと良いでしょう。

おしゃれで実用的なカウンターチェアの選び方

カウンターキッチン スツール

おしゃれで実用的なカウンターチェアは、部屋の魅力を高めて、日常生活を快適にしてくれます。ここでは、おしゃれで実用的なカウンターチェアを選ぶためのポイントを詳しく見ていきます。

インテリアに合うデザインとカラーの選び方

まず、部屋全体のスタイルを把握しましょう。例えば、モダンな空間なのか、ナチュラルな雰囲気なのか、北欧風なのかアメリカンなのか。それによって、シンプルなデザインが合うこともあれば、木目を活かしたデザインがぴったりなこともあります。

カラー選びでは、すでにある家具や床などの主要な色彩と調和する色を選ぶと、統一感が生まれます。例えば、白い壁と木目調の家具が主体の部屋なら、ナチュラルな木目調や白、ベージュが馴染みやすいでしょう。一方で、カウンターチェアをアクセントカラーとして活用するのも効果的です。ただし、長期に渡って使用することを考えると、あまり派手すぎる色は避けた方が無難です。

ダイニングやキッチン向けのスタイル提案

ダイニングやキッチン向けのカウンターチェアは、機能性とデザイン性のバランスが大切です。ダイニングでは、長時間快適に座れる背もたれ付きのタイプがおすすめです。また、座面をクッション付きにすれば、ゆったりと食事を楽しめるでしょう。

キッチン向けでは、作業スペースを確保しやすいコンパクトなスツールタイプがおすすめです。高さ調節機能付きなら、調理台の高さに合わせて調整できるので便利です。また、場所柄、清掃しやすい素材を選ぶことも大切です。

バー用と家庭用のカウンターチェア選び

バー用と家庭用では、カウンターチェアの使用環境や目的が異なるため、選び方にも違いがあります。

バーのカウンターは通常100~110cmあり、それに合わせて座面高が70~80cmのカウンターチェアを選びます。耐久性があって、頻繁に使用しても壊れない丈夫な素材や構造が必要です。デザインは店の雰囲気に合わせて、スタイリッシュなものを選びましょう。360度回転機能やフットレスト付きのタイプが便利です。

一方、家庭用カウンターチェアでは、一般的なキッチンカウンターの高さに合わせて、座面高55~65cm程度のものを選びましょう。デザインはインテリアに調和するものを選びます。高さ調節機能や背もたれの角度調節ができるタイプは、様々な用途に対応できて便利です。

おしゃれで機能的なカウンターチェアのインテリア

部屋にとってのおしゃれで機能的なカウンターチェアとはどのようなものでしょうか。ここでは、インテリアに活きるカウンターチェアを選ぶポイントをご紹介します。

おしゃれな部屋を彩るチェアの選び方

おしゃれな部屋を作りたいときは、インテリアスタイルに合ったカウンターチェアを選ぶのがコツです。モダンな空間にはシンプルなスチール製チェア、ナチュラルテイストの部屋には温かみのある木製チェアが合うでしょう。モノトーンや北欧モダンなら、洗練された白いチェアがおすすめ。アメリカンスタイルを好む方なら、高級感ある革製チェアが空間を引き立てます。

カラーリングも重要です。同系統の色で揃えるのが一般的ですが、全体的に落ち着いた色で統一された部屋に明るい色のチェアを選ぶのもおすすめです。1脚置くだけで、空間全体が引き締まり、生き生きとした雰囲気が作り出すことができます。同様に、異なる素材を組み合わせるのも良いアイディアです。例えば、スチール製のチェアと木製のカウンターを組み合わせて、コントラストをつけるのも楽しいでしょう。

照明と一緒に考えるカウンターチェアの設置

まず、カウンター上の照明とチェアのデザインを合わせます。モダンなペンダントライトにはシンプルでスタイリッシュなチェアが、クラシカルな照明器具には温かみのあるデザインのチェアが合うでしょう。照明の位置にも注意して、カウンターチェアに座った際に、まぶしすぎたり影ができたりしないよう、高さと角度を調整します。

次に、カウンターでの作業や食事に必要な明るさと、くつろぎのための柔らかな光のバランスを考えます。スポットライトや調光機能付きの照明を使えば、その時々の用途に合わせて光の強さを変えられるので便利です。また、照明の色温度でも印象は変わります。温かみのある電球色は落ち着いた雰囲気を、白色や昼白色は清潔感のある空間を作り出します。

インテリア全体の雰囲気をまとめるコツ

カウンターチェアを含めたインテリア全体の雰囲気をまとめるには、いくつかのコツがあります。

まず、部屋のデザインコンセプトを決めます。モダン、ナチュラル、インダストリアル、アメリカンなど、全体のテーマを設定し、それに沿って家具や小物を選びます。

コンセプトを決めたら、それに合わせてカラーコーディネートを考えましょう。メインカラー、サブカラー、アクセントカラーを決め、これらの色をバランスよく配置すると、部屋全体がしっくりとまとまります。カウンターチェアの色もこのカラースキームに合わせて選びましょう。

また、木、スチール、ファブリックなど、素材に一貫性を持たせると、洗練された印象を与えられます。ただし、同じ素材ばかりだと単調になるので、適度に変化をつけるのがコツです。

仕上げとして、小物や植物を上手に使うと、部屋に個性と温かみが加わります。例えば、カウンターの近くに観葉植物を置いたり、チェアに可愛いクッションを添えたりしてみましょう。こういった小さな工夫が、部屋全体をより魅力的に、そして居心地の良い空間に変えてくれます。

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まとめ

カウンターチェアを上手に選ぶことは、快適な暮らしを作る大切な一歩です。高さやデザイン、使いやすさを考えて選べば、長時間座っても疲れにくい椅子が見つかるでしょう。部屋の雰囲気に合わせて選ぶと、おしゃれで使いやすい空間が作り出せます。ぜひ、自分に合った最高のカウンターチェアを見つけてみてください。