テーブルといえば、一般的に長方形のものを想像する方が多いのではないでしょうか。しかし、丸テーブルも選び方を間違えなければ使いやすく、メリットも少なくありません。
この記事では、丸テーブルを選ぶポイントとして、置きたいスペースに対して丸テーブルの大きさをどう考えるといいかご紹介します。丸テーブルに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

丸テーブルの魅力

レストラン テーブル

角のないフォルムで優しく柔らかい雰囲気を演出してくれる丸テーブルは、その魅力から新規購入の際に検討する人も少なくありません。また、四角いダイニングテーブルと比べて明確にゾーン分けをしないため、リビングとダイニングを緩やかに繋がった空間にできるのも魅力の一つです。

インテリア性の高い丸テーブル

丸テーブルは、丸いものが少ないダイニングに置くだけで柔らかで心地よい空間を演出してくれるインテリア性の高いテーブルです。

一般的にインテリアに重点を置いたテーブルと思われがちですが、実用性もしっかりと兼ね備えています。例えば、丸テーブルは四角いテーブルに比べて角がない分、視覚的効果で広く見え、圧迫感を受けにくいのが特徴です。

コミュニケーションのとりやすさ

丸テーブルは中心に向かって座るため、人の顔を見渡しやすい形状となっており、コミュニケーションに適したテーブルです。四角いテーブルに比べて、食事や団らんをするときに自然と視線が交わり会話も弾みやすくなります。

来客時にも対応しやすい

友人などの来客時でも、フレキシブルにその時々の人数に対応できるのも魅力の一つです。四角いテーブルであれば、対応できたとしても短い辺に座るなどの工夫が必要となり、圧迫感を生む可能性もあります。

しかし、丸テーブルであれば、人数が増えたり、奇数の人数で使ったりするときでも無駄なスペースを生むことなく、均等にテーブルのスペースを使えます。

適切なサイズの丸テーブルを選ぶには

机に定規を当てる女性

さまざまな魅力がある丸テーブルですが、実際に設置するにあたって、設置面積や必要な食事スペースをイメージしにくいかもしれません。ここでは、丸テーブルのサイズ選びのポイントをご紹介します。特に、食事をする人数、設置に必要なスペースの2点を確認することで失敗を防げるでしょう。

丸テーブルの測り方

丸テーブルのサイズは、天板の端から端までを測った直径で表記されていることがほとんどです。小さいサイズで70cm、80cmのものや大きいサイズで180cmの製品もあります。

使用人数を考える

使用する人数によって適切なサイズを選ぶ必要があります。

・直径70cm~100cm
一人での食事やティーテーブルとしておすすめのサイズです。3人程度であれば違和感なく使用することができます。

・直径110cm
4人で座る場合に圧迫感なくゆったりと座れるサイズです。

・直径120cm~
5人以上もしくは、来客などの多い場合や家族が増える予定のある場合におすすめのサイズです。

設置スペースを考える

設置スペースを考えるとき重要となるのが椅子のスペース。椅子を後ろに引くとき、最低限必要なスペースは天板の縁から60cmです。

例えば、直径110cmの丸テーブルに十字に椅子を配置した場合は、最低230cm×230cmのスペースが必要になります。

また、十字ではなく斜めに配置した場合、約165cm×約165cmのスペースで同じ直径110cmの丸テーブルを配置することができます。この配置であれば四角いテーブルよりも奥行きがコンパクトにおさまり、省スペースで設置することが可能です。

テーブルの高さを確認

丸テーブルを選ぶポイントとして、丸テーブルの高さも重要です。使用する方の身長にもよりますが、日本人の平均身長(男性:171cm、女性:158cm)を基準に考えた場合、高さ約70cmが標準的な丸テーブルの高さになります。

テーブルの形状を検討

おしゃれでかわいいものが多い印象の丸テーブルですが、普通の丸だけでなくさまざまな形状のものがあります。普通の丸型以外では、「楕円型」・「ビーンズ型」・「組み合わせ式」などがあります。

また、人数でサイズを変えたい方は「拡張式」の丸テーブルや、シーンに合わせて高さを変えたい方は「昇降式」、スペースが必要な方は「折りたたみ式」を検討するのもおすすめです。

テーブルの形状による使用感の違い

・楕円型
横に広くなった形状で、対面が狭く家族や友達との距離が近くなりコミュニケーションもとりやすくなります。

・ビーンズ型
「楕円型」と同様のメリットに加えて、形がかわいらしいので部屋のインテリアに合わせて活用できます。

・組み合わせ式
2つのテーブルを組み合わせた丸テーブルです。1つずつ使用できたり、段差を利用して重ねて収納したりすることもできます。また、デザイン性の高いものも多く、インテリアとしてもおすすめです。

・拡張式
来客の多い場合などに特におすすめなのが「拡張式」の丸テーブルです。「拡張式」であれば使うときだけ広げることができ、それ以外はコンパクトにしておくことができます。

両面・半面タイプの丸テーブルの場合は、半面で壁につけるように使うことでおしゃれでスペースを有効活用することが可能です。

・昇降式
リビングダイニング兼用で使用するテーブルの場合は、高さが調整できる昇降式が便利でおすすめです。食事のときは高めにしておき、くつろぐときは低めにするといったシーンに合わせた使い方ができます。ガス圧式の高さ調整機能のあるものであれば、簡単に高さを調整可能です。

・折りたたみ式
スペースが必要な場合は、脚が収納できる折りたたみ式がおすすめです。脚を折りたたむことで部屋の隅や空いているスペースに収納することもできます。

丸テーブルの注意点

デザイン性と実用性を兼ね備え、たくさんの魅力がある丸テーブルですが、いくつか注意点があるのでしっかりと確認して失敗を防ぎましょう。

椅子同士の間隔を考慮して、テーブルの大きさを選ぼう

おおよそ目安となる使用人数に対する丸テーブルのサイズをご紹介しましたが、使用する椅子のサイズによっても必要となる大きさは違ってくる点には注意が必要です。

使用する人数分の椅子がギリギリ入るサイズ感だと座ったときに圧迫感があったり、足がぶつかったりするなどの問題が出てくる可能性があります。

スペースに余裕がある場合は、ひとまわり大きなサイズを選んでおくことをおすすめします。

椅子を置く際のテーブルの脚の位置

丸テーブルを選ぶ際の注意点として脚のデザインがあります。

テーブルの脚が一本脚のタイプや複数の脚で中央寄りのタイプは、座った時にテーブルの脚が邪魔にならず、座る人数に影響が出にくいです。

テーブルの脚が4本脚のタイプは、安定性があり、一本脚のデザインよりも細い脚のデザインが可能です。座る人数が5人以上の場合、テーブル脚に当たる人が出てくるため、座る人数が決まっていることが多い方やすっきりしたデザインが好みの方におすすめです。

テーブル上の配置には気をつけよう

丸テーブル上の配置は、四角いテーブルと違って壁付けすることで壁側にインテリアなどを寄せて配置することができません。

しかし、柔らかく可愛らしいものと組み合わせることでより一層インテリア性が増しますので、好みと使い勝手に合わせてコーディネートしてみてください。

ベストサイズの丸テーブルの大きさはどう考えるといい?まとめ

丸テーブルの大きさの考え方、選び方についてご紹介しました。丸テーブルには、四角いテーブルに引けを取らないほど魅力が豊富にありますので、新しく購入を考えている方や興味をお持ちの方は、ぜひ本記事の内容を参考に丸テーブルを検討してみてはいかがでしょうか。

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