ダイニングチェアは、実は低めを選ぶのがおすすめであることをご存じでしょうか。一般的なダイニングチェアは、いわゆる靴を履いて過ごす洋風なサイズであることが少なくありません。座面を低くすると楽に座れるので、食事だけではなく勉強や仕事、ちょっとした作業などもはかどります。リモートワークが増えている今、自宅で快適に仕事をするためにも快適な座り心地のダイニングチェアを探してみてはいかがでしょうか。おすすめのブランドやインテリアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
低めのダイニングチェアの魅力とは
低めのダイニングチェアの魅力について、冒頭で快適性に触れましたがそれだけではありません。ここでは、座り心地のよさの理由や、低めのダイニングチェアならではのメリットについてご紹介します。
快適な座り心地
低めのダイニングチェアの魅力といえば、まず快適な座り心地です。座面が低いことによって、身体が自然な姿勢で座ることができるので、長時間座っていても疲れにくく感じるでしょう。
また、座面が低いとゆったりとリラックスした雰囲気を演出することができます。家族や友人との食事や、くつろぎの時間を過ごすのにぴったりです。
空間を広く見せる
ダイニングチェアの高さは、部屋の空間を広く見せる効果に影響を与えることがあります。
高いダイニングチェアを使用すると、部屋の天井との間に空間が生じ、部屋が圧迫されたように感じられるかもしれません。一方、低いダイニングチェアは、天井との間にあまり空間がないため、部屋全体が広がったように見えます。
多彩なデザイン
低めのダイニングチェアには様々なデザインがあります。コンパクトなサイズのものも多く、小さなダイニングスペースにも取り入れやすいのが魅力です。
種類が多いと他の家具とも組み合わせやすくなり、統一感のあるインテリアを作ることができます。自分の好みやライフスタイルに合わせて選ぶ楽しみがあるでしょう。
低めのダイニングチェアの選び方
ダイニングチェアは毎日使うものなので、好みのデザインを選びたいという方は少なくありません。しかし、見た目だけを重視してしまうと使いにくくせっかくの食事の時間も台無しになってしまいます。ダイニングチェア選びに失敗しないためのポイントを3つご紹介しますので、参考にしてください。
適切な座面高の確認
座面高が適切でないダイニングチェアを使うと、背中や腰の負担が増えたり、姿勢が崩れてしまったりすることがあります。特に、背が低い人や腰に問題を抱えている人は、座面高の確認をすることが大切です。
座面高の選び方は、一般的には、座面の高さは身長×1/4程度が適切とされています。しかし、個人の体格や好みによっても異なるため、可能な限り実物を試してみるのがおすすめです。
また、忘れては行けないのがダイニングテーブルとの相性です。テーブルの高さに合わせて選ぶと、食事の際に適切な姿勢を保ちやすくなります。テーブルとの高さ調整が可能なチェアもありますので、そのような機能があると便利です。
機能性とデザインのバランス
デザインが良くとも、座り心地が悪かったり背中や腰に負担がかかったりするようなダイニングチェアは避けましょう。機能性としてクッションやパッドが付いているもの、背もたれの形状が体にフィットするものを選ぶと良いでしょう。
もちろんインテリアとしてのデザインも重要な要素です。暮らしの空間に合わせて木製や金属製などの素材を選び、統一感を持たせてみてください。シンプルなデザインであれば失敗が少なく、クッションでアクセントをつけるようにすればお部屋の雰囲気を華やかにすることができます。
リモートワーク向け機能の検討
リモートワークにも活用したいのであれば、正しい姿勢を保てるように設計されたダイニングチェアを選ぶことをおすすめします。例えば、背もたれや座面の角度を調整できたり、クッション性が高いことが重要です。
さらに、よりリモートワークをサポートしてほしいなら、ポケットや収納スペースが付いているとテーブル周りをスッキリと整理することができます。
人気の低めダイニングチェアブランド
注目度が高いブランドの中でも、特に人気の低めダイニングチェアをご紹介します。理想の低めダイニングチェア選びの参考にしてください。
IKEAの低めダイニングチェア
LISABO
木のぬくもりが感じられ、経年変化も楽しめるナチュラルなダイニングチェアです。座面は広く、背もたれは高いため、心地よい姿勢をサポートします。
JANOLOF
上質な布張りでシンプルながらも洗練されたデザインで人気の商品です。坐骨にかかる圧力を軽減するよう設計されているため、腰に不安がある方にもおすすめできます。
座面が回転するため、椅子を動かさずに立ち上がることが可能です。
ニトリの低めダイニングチェア
ダイニングチェア(NコレクションC−01D)
肘掛け一体型の背もたれは腰を包んでくれるため、楽な姿勢で座ることができます。さらに、肘掛け部分をダイニングテーブルに引っ掛けて浮かせることで、床の掃除も楽になるという優れものです。
リビングダイニング1人用チェア(リラックスワイド)
座面が広いため、その名のとおりゆったりとくつろげるダイニングチェアです。やさしい色合いの布地と脚の木目でナチュラルな空間に合います。
こちらには、傷や汚れに強いファブリック・合成皮革を用いた「Nシールド」というラインの商品もあります。
カインズの低めダイニングチェア
ダイニングチェア クラム
ころんとしたコンパクトなデザインが可愛らしいダイニングチェアです。背もたれが腰を包み込むカーブになっていたり、座面も回転式であったりと機能性も申し分ありません。
生地は合成皮革のウエンジとファブリックの2種類あるため、お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
ゆったり座れる肘付ワイドダイニングチェアー
存在感のあるモダンなデザインが印象的で、スチールの脚が空間を引き締めてくれます。座面が広く肘掛けもあるため、ゆったりとくつろぐことが可能です。
人気の低めダイニングチェアブランド
おすすめの低めダイニングチェアのインテリア例をいくつかご紹介します。これらの例を参考に、ダイニングルームにぴったりのダイニングチェアを見つけてみてください。
シンプルモダンな低めダイニングチェア
まず、シンプルモダンなダイニングチェアを選ぶ際には、そのデザインが他の家具やインテリアと調和するかどうかを考慮する必要があります。モダンテイストはデザインに一貫性があることが重要ですので、シルエットや色、素材にも配慮しましょう。
特に、シンプルモダンなデザインには、モノトーンカラーやナチュラルな素材がよく似合うのでおすすめです。
北欧風の低めダイニングチェア
北欧風のインテリアは、明るいナチュラルカラーが基本です。ダイニングチェアも同様に、白やベージュ、グレーなどの明るい色合いを選ぶと空間全体が明るく清潔感のある雰囲気になります。
また、木製のダイニングチェアならより自然な雰囲気を演出することもできます。こちらに北欧柄のクッションをプラスすることで統一感が出るだけでなく、座り心地も快適になっておすすめです。
和風テイストの低めダイニングチェア
和風テイストの低めダイニングチェアには、和の雰囲気を感じさせるような木製や竹製のチェアや、和紙を使った座面が特徴的なものがあります。和の意匠を取り入れた存在感のあるデザインを選ぶ場合は、シンプルなダイニングテーブルと合わせることですっきりとまとまるでしょう。
まとめ
コロナ禍の影響でリモートワークを導入する企業も増えてきましたが、自宅に書斎がない場合、快適な仕事環境を作ることは容易ではありません。既存のダイニングチェアを低めのものに替えるだけでも、座りやすさは格段に変わります。腰を支えてくれるデザインも多いため、仕事中はもちろんのこと食事や家族団らんの時間も快適に過ごすことが可能です。
本記事でご紹介したダイニングチェアやインテリア例を参考に、暮らしと姿勢にフィットしたダイニングチェアに変えてみてはいかがでしょうか。