コロナ禍によってテレワークが一般的になり、出社とテレワークを組み合わせて働くハイブリッドワークを選択する方も多いのではないでしょうか。フリーアドレスオフィスは固定席がないため、出社する社員の比率によってスペースを有効活用することができます。しかし、それゆえにデスクを自分仕様に使いやすくカスタムするということはできません。

この記事では、効率性を重視しつつ、社員のモチベーションが上がるおしゃれなフリーアドレスオフィスにするためのポイントと注意点をご紹介します。

なぜフリーアドレスオフィスのデスクをおしゃれにするべきか?

従来のオフィスをそのままフリーアドレス制にするだけでは、デスクが単調でつまらないと感じることもあるかもしれません。デスクをおしゃれにすることにはさまざまなメリットがあります。

オフィスの印象向上と社員のモチベーションの向上につながる

デスクがおしゃれになれば、オフィスの印象が一新されます。個別のデスクが一つひとつ異なるデザインや色味を持つことで、オフィス全体がより鮮やかで魅力的に見えるようになるでしょう。

また、社員のモチベーションも向上します。おしゃれで洗練されている環境では自ずとやる気もアップし、より楽しく仕事に取り組むことができるでしょう。

顧客や取引先への信頼度を高める

おしゃれなデスクは、訪れるクライアントや取引先にも好印象を与えることができます。企業のイメージアップにもつながるので、デスクをおしゃれにすることは重要なポイントです。

おしゃれであることを保つには、清潔に整えるよう意識しなければならないため、クリーンで信頼感のあるオフィスになるでしょう。

フリーアドレスオフィスのデスクをおしゃれにするポイント

一言で「おしゃれに」といっても、どのようにすればよいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。この章では適切なレイアウトとデスク選びについてご紹介します。社員のモチベーションをアップさせ、かつ業務効率も向上するポイントを押さえましょう。

適切なデスク配置とレイアウトを選ぶ

レイアウトはオフィスの雰囲気や効率性に大きな影響を与えます。単純に席を置くだけでなく、用途ごとに適したデスク配置が大切です。フリーアドレスならではのおしゃれなデスク配置を3つご紹介します。

バー型(カウンター席)

高いデスクと椅子を使うため気分転換にもなりおすすめのレイアウトです。ここで短時間のミーティングを行うこともできます。

ファミレス型(ボックス席)

デスクを挟んで対面にソファを配置したレイアウトです。長時間のミーティングでもリラックスして集中できます。

カフェ型

オープンスペースでソファや一人掛けの席を向かい合わせ、その間にテーブルを配置します。よりコミュニケーションをとりやすくなるため、気軽に対話することが可能です。

一貫性のある色使いとデザイン

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フリーアドレスオフィスのデスクをおしゃれにするには、ゾーニングごとに色使いとデザインに一貫性を持たせることが重要です。デザイン性の高いデスクを並べるだけではごちゃついた印象のオフィスになってしまいます。以下のような場所の役割を意識したゾーニングを計画し、スペースごとにまとまりをもたせましょう。

● エントランス
● メインの業務スペース
● ソロワーク(集中)スペース
● ミーティングスペース

デスクのアクセサリーとオフィスアート

デスクのアクセサリーやオフィスアートは、リラックスできる環境を作るために重要なツールでもあります。デスクのアクセサリーとしては、デスクライトや観葉植物なども取り入れると、より居心地の良い空間になります。これらのアイテムを選ぶ際には、オフィスの雰囲気に合わせて選んでください。

また、デスクの上にオフィスアートを飾ることもおしゃれさを演出するポイントです。例えば、風景画や抽象画、モチベーションを高めるようなポスターなどを飾ると、デスク周りが一気に華やかになります。

注意点:フリーアドレスオフィスのデスクをおしゃれにする際の注意点

フリーアドレスオフィスをおしゃれにすることだけにとらわれてしまうと、業務に支障をきたしかねません。注意点も意識して取り入れることで、バランスのとれたオフィスになるでしょう。

仕事の効率性を損なわないレイアウト

フリーアドレスオフィスは柔軟性と自由度を提供する素晴らしい制度ですが、どこにだれが座っているかが把握しづらくなることで、逆に仕事の効率性が低下することもあります。受電が多い部門や書類を多く取り扱う部門は、固定席にするなど、業務内容を考慮して部分的にフリーアドレス制を取り入れたレイアウトを意識してください。

また、部署やプロジェクトによっては綿密なコミュニケーションが必要となる場合も、席がバラバラだと非効率になるため、部署やチーム単位で座る席の範囲を決めるグループアドレス制を採用したレイアウトにするとよいでしょう。

プライバシーとコミュニケーションのバランス

フリーアドレスオフィスはコミュニケーションや情報共有の機会も増えるため、プライバシーの確保にも配慮することが重要です。

例えば、間仕切りパネルやプライバシースクリーンを設置することで、他の人の目を遮り自分の作業空間を守ることができます。また、デスクに置いたままにできない荷物を個人用の引き出しやロッカーを設けることで、貴重品や個人情報を安全に保管することが可能です。

さらに、音の管理も重要です。騒音が他の人の作業に影響を与えることを防ぐために、イヤホンの使用や電話ブースの設置など、適切な対策を取る必要があります。

適切な清掃とメンテナンス

フリーアドレスはその日その時間によって空いている席を使用します。そのため、席を移動する場合は、次に使用する人がすぐに業務に取りかかれるよう、常に清潔で快適な環境にしておかなければなりません。

自身で使うPCや書類、文房具は持ち運びやすいようにバッグでまとめておくと、すぐにデスクをクリーンな状態で空けられます。また、デスク上にクロスやクリーナーを用意しておけば、社員が自ら清掃する意識も持てるのでおすすめです。

さらに、デスク周りに置かれた植物やインテリア小物もメンテナンスが必要です。植物は枯れた葉や茎を取り除き、インテリア小物も埃を拭き取っておくことで、社員も気持ちよく業務に専念できるでしょう。

おしゃれなフリーアドレスオフィスの事例紹介

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おしゃれなフリーアドレスオフィスの事例をご紹介します。最新のオフィスデザインに触れ、働き方の可能性を広げてみてください。

小規模オフィスのレイアウト事例

小規模のオフィスでは限られた空間を有効に活用するために、独立したデスクの代わりに比較的大きめのテーブルを設置しても良いでしょう。
フリーアドレスで、周囲に誰かが座ったとしても、テーブルには置き式の簡易的なパーティションを設置することで、作業にも集中しやすくなります。
無機質なものが多い従来のパーティションとは一線を画したものも出てきています。空間と調和するシンプルな形状に加え、張地を選ぶことができ、さらには側面にアクセントのパイピングも施されていて、インテリアとしての役割も果たします。特に椅子の張地と合わせることで、空間とのコーディネートに役立ちます。

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中規模オフィスのレイアウト事例

オープンでフレキシブルな空間構成の中には長時間の利用でも疲れにくくリラックスできる家具を揃え、スタイリッシュで落ち着きのあるオフィスとなっています。
デスクを窓際に横一列に配置することで、開放感がありながらも、あまり視線も気にならずに集中して作業がしやすくなっています。
多角形型のデスクは周囲と適度な距離感を保ちつつも、ちょっとしたディスカッションなども可能です。
集中できる環境とコミュニケーションをとりやすい環境とのバランスが取れたレイアウト事例です。

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大規模オフィスのレイアウト事例

カフェのようなオフィス家具を使用しているため席数が多くても圧迫感がなく、リラックスして業務に取り組めるのが特徴です。ミーティング・リラックス・個人ワークをはじめ、多様な過ごし方に合わせた家具がそれぞれレイアウトされ、ゆったりした大きめのソファ席も設けられるなど、まるで本当にカフェのような居心地の良さを実現したオフィスのレイアウト事例です。

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まとめ:フリーアドレスオフィスのデスクを効果的におしゃれにするためのポイント

フリーアドレスオフィスのデスクをおしゃれにするには、適切なデスク配置とレイアウトを選ぶこと、一貫性のある色使いとデザインにすること、デスクのアクセサリーとオフィスアートにも気を配ることが重要です。

フリーアドレスオフィスのデスクをおしゃれにすることによりオフィスの印象を良くし、社員のモチベーションを高めるだけでなく、顧客や取引先の信頼度も向上させることにつながります。ご紹介した事例を参考に、おしゃれな理想のフリーアドレスオフィスを実現してみてはいかがでしょうか。

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