ダイニングテーブルは食事や勉強、仕事などで家族が使う重要な家具です。ダイニングテーブルの大きさはさまざまですが、大きい方がいいのかは迷うところではないでしょうか。ダイニングテーブルは、できるだけ家族のニーズに合わせて選ぶ必要があります。

この記事では、ダイニングテーブルのサイズごとの特徴や大きいダイニングテーブルのメリットをご紹介しますので、商品選びに役立ててください。

ダイニングテーブルの役割とサイズ選び

まずは、ダイニングテーブルの役割とサイズ選びのポイントを見ていきましょう。

家族のニーズとライフスタイル

ダイニングテーブルは、家族のニーズやライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

例えば、4人以上の家族全員が座っても広々とした空間で食事をしたいのであれば、十分な大きさのダイニングテーブルを選ぶ必要があります。小さな子どもの数が多い場合、テーブルの角は尖っているより丸くなっているもののほうがいいでしょう。

1人や2人で使うのであれば、そこまで大きなダイニングテーブルでなくても問題ありません。小さめのテーブルでも、食事やパソコン仕事などには十分対応できるでしょう。ただし、来客が多い場合は大きい方がいいかもしれません。このように家族によってニーズは異なるため、必要な大きさやデザインのダイニングテーブルを選ぶ必要があります。

ダイニングテーブルの利用シーン

ダイニングテーブルは従来食事をするための場所と考えられてきましたが、現在はさまざまなシーンで使われています。

例えば、共働きが増え核家族化が進む現代において、ダイニングテーブルは家族のコミュニケーションを支える役割を担っています。家族が十分なコミュニケーションを取るためには、お互いの顔が見えることが大切です。ダイニングテーブルがあれば、複数人が座ってお互いの顔を見ながら話せるため、相互理解を深められるでしょう。

ダイニングテーブルは、勉強や仕事をする場にもなります。子どもが宿題をしたり、テレワーク中の親が仕事をしたりできるため、あると便利です。家族で使える大きさのダイニングテーブルがあれば、お互いに何をしているか把握して適切なコミュニケーションを取ることもできます。

部屋の広さとインテリアコーディネート

ダイニングテーブルを選ぶときは、部屋の広さを考えなければなりません。一般的に1.5〜2畳の部屋なら2人用3畳なら4人用4〜5畳なら4〜6人用のダイニングテーブルが置けるでしょう。

広さだけでなく、どのように置くかコーディネートするのも大切です。部屋の広さに合うダイニングテーブルを購入しても、置き方によっては生活動線が確保できないケースがあります。誰かが座っていても後ろをスムーズに通れる、誰かが椅子を引いても邪魔にならないなど、家族全員の動きやすさを考慮したインテリアコーディネートを心がけてください。

大きいサイズのダイニングテーブルのメリット

食事をする家族

一般的に、ダイニングテーブルは大きい方がいいと言われています。大きいサイズのダイニングテーブルに以下のようなメリットがあるからです。

くつろぎや会話スペースとしての活用

大きいサイズのダイニングテーブルがあれば、家族がくつろいだり会話をしたりするスペースが確保できます。先述の通り、ダイニングテーブルはさまざまな役割を果たすので、ダイニングテーブルを家族の主な居場所とすれば家族でのんびり過ごすことができるでしょう。

また、食事や作業の際にゆったりとしたスペースを確保したい場合も、ダイニングテーブルは大きい方がいいです。人にはそれぞれパーソナルスペースがあり、家族であっても近づきすぎてほしくない距離があります。十分なパーソナルスペースが確保されないと、心地よさを感じられないかもしれません。

大きいダイニングテーブルを拠点として過ごすようになれば、家族とのコミュニケーションを楽しみながら適切な距離を守れます。食事や作業をするときも狭いがゆえの不愉快さを感じないため、居心地のよい空間を作りたいならダイニングテーブルは大きい方がいいでしょう。

家族や来客との交流

ダイニングテーブルには家族のコミュニケーションを促せるというメリットがありますが、来客との交流も活発になります。

家にあるテーブルが狭いと、ゲストにくつろいでもらえるかどうか心配に思うこともあるかもしれません。ゲストを呼んで食事をすることになった場合、テーブルが小さくて料理をたくさん置くことができず、気を遣わせてしまうこともあります。

大きいテーブルがあれば、使う人が増えても安心です。料理をテーブルの上にきちんと置くことができ、正面や隣の人と適切な距離を確保してリラックスできます。家族やゲストと家でゆっくりおしゃべりを楽しめるようにしたいなら、ダイニングテーブルは大きい方がおすすめです。

ダイニングテーブルサイズ別のおすすめポイント

食事をする家族

ダイニングテーブルは大きい方がいいとはいえ、部屋の広さや家族の人数に合わせて最適な大きさのものを選ぶことが大切です。ダイニングテーブルのサイズ別のおすすめポイントをご紹介します。

4人家族向けのダイニングテーブル

4人家族向けのダイニングテーブルは、幅120cm×奥行き80cm以上あるといいでしょう。高校生以上の子どもがいる場合などは幅が狭く感じることもあるため、幅135cmほどで考えてもいいかもしれません。コンパクトなものを選べば、手入れがしやすく圧迫感も抑えられます。

ゆとりを持ってテーブルを使いたいなら、幅150cm以上のものがおすすめです。来客があったときもゆったりとくつろげますし、食器以外に花などのインテリアも飾りやすくなります。

5人家族向けのダイニングテーブル

5人家族向けのダイニングテーブルは、最低限幅180cm×奥行き80cmあるものを選ぶのがおすすめです。横に3人並ぶ場合は、幅180cmほど必要ですが、短辺に1人座るのであれば、幅150cmのコンパクトサイズでも対応できる場合があります。

奥行きが十分にあるダイニングテーブルなら、来客があっても十分対応できます。スペースの有効活用やインテリアとの調和を考えるなら、オーダーメイドのテーブルも検討してみてください。

6人以上家族向けのダイニングテーブル

6人家族向けのダイニングテーブルは、長辺に3人ずつ並ぶ場合最低でも幅180cm×奥行き80cm必要です。短辺に椅子を置く場合は長辺が120cmほどでも足りますが、その分奥行きは増やさなければなりません。

6人以上家族向けのダイニングテーブルは大きいため、ダイニングの主役になります。テーブルを起点として周辺のインテリアを揃えれば、調和の取れた部屋に仕上がるでしょう。十分な広さがあるので、勉強やリモートワークなどに使いやすいというメリットもあります。

ダイニングテーブル選びで失敗しないための注意点

ダイニングテーブル選びで失敗しないために、以下のポイントを意識してみてください。

事前のスペース確保と計画

ダイニングテーブルを購入する前に、スペースを確保できるかどうか計画を立てることが大切です。

ダイニングテーブルを買うと決めたら、まずどのくらいのサイズのものを置きたいか考えてみましょう。人数や体格から、必要なサイズをイメージします。その後、イメージしたサイズのテーブルを起きたい場所に置けるかどうか考えてください。椅子を引いたり座ったりしているときに家族が後ろを通る可能性を考えると、動線が確保できる十分なスペースが必要です。テーブルの大きさと動線を考慮して、問題ない商品を選ぶことをおすすめします。

伸縮機能や素材の選択

ダイニングテーブルの大きさが決まったら、機能や素材を決める必要があります。

テーブルは家族の人数が多い場合大きい方がいいですが、普段テーブルを使う人数は少ないものの来客が多い場合は日常的に大きいテーブルがあると邪魔に感じるかもしれません。来客に対応できるテーブルを探しているなら、伸縮機能があるものを選びましょう。伸縮機能があれば、使わないときはコンパクトなテーブルを使って来客時にゆとりある大きさに変更できます。

また、部屋や他のインテリアとの調和を重視するのであれば、適切な素材を選ぶことが大切です。ダイニングテーブルは温かみのある木のほか、高級感のある大理石やクールなガラス、スタイリッシュなセラミックなどが使われるため、好みのものを選びましょう。

ブランドや予算に応じた選び方

ダイニングテーブルは、ブランドによって価格が大きく異なります。あらかじめブランドをチェックして、予算内に収まるか検討してください。

コスパのいいブランドにも、おしゃれなダイニングテーブルはあります。できるだけコストを抑えて購入したい場合はIKEAやニトリ、無印良品などをチェックしてみてください。予算を増やしておしゃれなブランドのダイニングテーブルを購入したいなら、カリモク家具や飛騨産業なども検討してみることをお勧めします。

ダイニングテーブルの大きさを選ぶ!家族のニーズに合わせた最適なサイズとはまとめ

ダイニングテーブルは食事以外のさまざまな用途に使えるため、大きい方がいいといえるでしょう。ただし、家族の人数や部屋のスペース、他のインテリアなどを考慮してサイズを決めることが大切です。ダイニングテーブルを購入するときは、サイズとともに伸縮機能の有無やデザイン、素材などをチェックして好みに合うものを選んでください。

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