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オーダーメイド家具は、オリジナリティの高いデザインを採用でき、部屋の空間にぴったりと収まるのが特徴です。最近では、比較的手頃なお値段で購入できるオーダーメイド家具も増えてきました。この記事では、オーダーメイド家具購入をご検討の方に向けて、素材選びとメンテナンスについて解説します。

オーダーメイド家具のおすすめの素材について

オーダーメイド家具を注文する際は、素材選びが重要です。耐久性を重視するのであれば、木材や金属素材が適していますが、メンテナンス性や価格も考慮する必要があります。ここでは、無垢材にスポットを当ててご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

無垢材の魅力と種類:ナチュラルからモダンまで

無垢材は、オーダーメイド家具の中でも人気が高い素材です。無垢材は天然の木目が美しく、木そのもののぬくもりを感じられます。また、時が経つにつれて深い色味を帯びてくる「経年変化」も大きな魅力です。ナチュラル志向の高い木材ですが、ガラスなどの異素材と組み合わせると、モダンなテイストに仕上がります。

家具に使用される主な無垢材は、オーク、ウォールナット(クルミ)、チーク、スギ、ヒノキ、マツ、アカシア、ハードメープル(カエデ)、ブラックチェリーなどです。

<無垢材を使用したチェアはこちら>

ブラックチェリー材の美しさと耐久性

ブラックチェリー材の多くは北米から輸入されており、経年変化によって美しいツヤが出るのが魅力です。そのため、オーダーメイド家具においても高い人気があります。

日本のヤマザクラと同じ樹種に分類され、加工しやすく、耐久性に優れているのが特徴です。腐朽に対しても比較的耐性があり、湿気や外部の環境にも強いため、屋内家具だけではなく、屋外家具にもよく使用されます。

家具素材の環境への影響:エコフレンドリーな選択肢

オーダーメイド家具では、再生可能な素材やリサイクル可能な素材を選べます。また、アンティーク家具などからもわかるように、良質な木材で作られた家具は耐久性が高く、数十年以上使用することも可能です。エコフレンドリーなオーダーメイド家具を選ぶなら、やはり素材選びが重要と言えるでしょう。

オフィスチェアからダイニングテーブルまで:多様な用途に対応する素材選び

オーダーメイドのオフィスチェアは、快適性と耐久性を重視して素材選びをする必要があります。通気性の高いメッシュ素材であれば、長時間の使用でも快適で涼しい状態をキープすることができます。また、本革または合成皮革には耐久性があり、しかもクラシックな外観が楽しめるでしょう。ダイニングテーブルであれば、オーク材やウォールナットが向いています。用途に合わせて好きな素材を自由自在に選ぶことができるのも、オーダーメイド家具の醍醐味です。

素材による家具の価格と品質の違い

オーダーメイド家具の素材によって、品質だけでなく価格が左右します。そのため、予算に合わせて素材を選択することも大切です。

オーダーメイド家具の価格帯:素材が価格に与える影響

オーダーメイド家具の価格は、素材に大きく左右されます。例えば、食器棚の価格相場は20~50万円です。スギなど比較的安い素材を選ぶと、オーダー家具の価格を抑えることが可能です。一方、チェリーやチーク材、ウォールナットなどは高価な傾向にあるため、オーダー家具の価格も高額になるでしょう。

耐久性とメンテナンス:長期的なコストを考える

素材を選ぶ際には、耐久性とメンテナンスについても考えることが大切です。アカシアやパインなどは、適切なメンテナンスによって、美しさを長く保てる素材オークやウォールナットなども強度に優れているため、長い目で見ればそれほど高い買い物ではないかもしれません。

地域別素材の選択

湿度が高い地域では、耐水性に優れ、高湿度でも 劣化しにくいチーク材がおすすめです。住んでいる地域が寒冷地であれば、低気温でも安定した性能を発揮し、耐寒性のあるオーク材のオーダーメイド家具が適しています。また、乾燥している地域であれば、乾燥に対して耐性のあるウォールナットが好んで使用される傾向です。

素材選びの注意点:見た目と機能性のバランス

オーダーメイド家具の素材選びでは、見た目と機能性のバランスを考慮することが重要です。スタイルとデザインに合わせた素材を選ぶことも大切で、例えば、モダンなデザインにはスチールやガラスを合わせても良いでしょう。一方、クラシックなデザインには木目が美しい落ち着いた色合いの木材が最適です。

機能性も考え合わせた場合、キッチン用のテーブルなどは木材でも耐水性に優れた素材を選ばなければなりません。

オーダーメイド家具のためのデザインと素材の組み合わせ

オーダーメイド家具では、デザインと素材の組み合わせによって、おしゃれな雰囲気を創り出すことが可能です。

モダンなインテリアにマッチする素材選び

モダンなインテリアにマッチする家具をオーダーしたい場合には、スチールやガラス、アクリル、プレキシガラスなどの素材を使用するのがおすすめです。木材を組み合わせる際には、ホワイトオークを用いることによって清潔でモダンな雰囲気を演出できます。

伝統的なスタイルに適した木材とその特徴

伝統的なスタイルを強調したいのであれば、チェリーやマホガニーなどの赤みがかった高級木材が最適です。これらの素材は、経年変化によってより美しい光沢と深みを増します。

カスタムメイドの家具のための革新的な素材

カスタムメイドの家具では、木材と金属、あるいはガラス繊維強化プラスチックなどを組み合わせたものも人気です。この他に、再生木材や再生プラスチック、3Dプリント素材、ナノテクノロジー素材などの革新的な素材を使用したオーダーメイド家具もあります。

色や質感の組み合わせで創るユニークな家具

対照的な色や質感の素材を組み合わせて使うことにより、ユニークな空間を演出できます。異素材を組み合わせることによって独自の雰囲気が生まれるからです。

素材ごとのメンテナンスと耐久性

オーダーメイド家具は、素材によって耐久性が異なります。それぞれの素材にふさわしいメンテナンスが必要です。

木材家具のお手入れ方法と保護策

木材家具は、継続的なお手入れで耐久性を向上できます。定期的な掃除を行う他に、直射日光が当たらないようにブラインドやカーテンで遮光し、冬場は加湿器などで湿度を調整することが重要です。

また、表面を保護するために、木材用の家具ポリッシュやワックスを定期的に使用して表面を保護することで、家具の寿命を延ばせます。

メタルやガラス素材の清掃とメンテナンス

メタル素材の家具は、金属の種類に合わせたクリーニング剤を選び、優しく汚れを取り除きましょう。メタルの中でも鉄や鋼鉄製の家具は特に錆びやすいため、サビ防止のための防錆スプレーを定期的に使用するのがおすすめです。

ガラス素材の家具は、ガラスクリーナーで汚れを取り除いた後、表面に保護フィルムやコーティングを施しておきましょう。

素材別の耐久性:長く愛用できる家具を選ぶために

家具を長く愛用するためには、耐久性に優れた素材を選んでオーダーすることが重要です。一般に、木材は頑丈で耐久性があるとはいえ、日頃のお手入れが欠かせません。金属製の家具も、防錆コーティングをきちんと施すことによって、長期間楽しめます。

オーダーメイド家具の修理と再生:素材が果たす役割

オーダー家具は、必要に応じて修理はもとより、リメイクやリサイズもできます。品質の高い無垢材を使用していれば、20年前にオーダーしたダイニングテーブルを、引っ越しに合わせてサイズを小さくするといった活用も可能です。出来合いの合板で作られた家具は剥がれなどが起こりやすく、リサイズやリメイクのような加工が難しくなります。良いオーダーメイド家具は一生ものですので、修理やリメイクを通して暮らしに活かせるでしょう。

まとめ

オーダーメイド家具は、世界にひとつしかないオリジナリティに溢れたアイテムです。自分や家族の個性を反映したオーダーメイド家具があれば、それだけで我が家が豊かで潤いのある空間に変身するでしょう。適切なメンテナンスを実施しながら長く使えるオーダーメイド家具がある空間を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。