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近年、オシャレなデザインのクリニックが増えてきました。高級ホテルをイメージしたようなラグジュアリーなデザインや、木の温かみを生かしたナチュラルなデザインになっているケースが少なくありません。今回は、トレンドを押さえていながらリラックスできる、クリニック待合室のデザインの特徴をご紹介します。

クリニックの待合室をおしゃれにする理由

クリニックの待合室をおしゃれなデザインにする理由
● 患者の心地よさにつながる
● 患者への印象を向上させる
● ブランドイメージ強化

患者の心地よさにつながる

クリニックに来る患者さんは、どちらかというとネガティブな気持ちで来院している人が少なくありません。患者さんは、心身に不調や治療への不安などストレスを抱えて来院しています。そんな患者さんの気持ちを落ち着かせたり、非日常感を味わったりする心地よさにつなげるのがおしゃれな待合室の内装です。

患者への印象を向上させる

おしゃれな内装によって快適な待ち時間を体験すると、クリニックへのイメージもアップします。そのクリニックに来院する患者さんに合わせた内装にすることで、ホスピタリティや思いやりを感じてもらうことができるからです。他のクリニックとは違う部分でオリジナリティを出すことで患者さんの印象にも残り、次の来院へつながります。

ブランドイメージ強化

多くのクリニックが開業している中で、新しいクリニックが台頭するには工夫が必要です。既存のクリニックと同じような内容では、すでに実績のあるクリニックと張り合うことは難しいかもしれません。新規クリニックが集客のためにできることが、おしゃれな待合室によるブランドイメージの向上です。良い意味で病院らしくない待合室にすることで他のクリニックとの差別化を図り、特別なクリニックとしてのイメージを確立できます。

クリニック待合室の家具選びの基本

クリニックの待合室に設置する家具を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
● クリニックのコンセプトと合わせる家具選び
● 待合室のスペースと家具のサイズのバランス
● 家具の材質とクリニックの清潔感

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

クリニックのコンセプトと合わせる家具選び

クリニックにはそれぞれ掲げているテーマやコンセプトがあります。ワンランク上の高級感がテーマの美容クリニックなら、格調高いイメージの家具がおすすめです。こどもクリニックなら、親しみやすさや楽しさをテーマにし、カラフルでポップな家具を置くと喜ばれるかもしれません。そのクリニックに置くことでしっくりくる家具を選びましょう。

待合室のスペースと家具のサイズのバランス

家具にはその場所によって最適なサイズがあります。家具は実際に置いてみると、ネットやお店で見たときと比べて圧迫感があったり、逆にこぢんまりしすぎたりといったギャップが起こりやすいので注意が必要です。イメージ図を書くなどして大きな失敗を避ける工夫を施してください。

空間をどのように見せたいかによって家具の選び方も変わります。広々とした空間にするなら、コンパクトな家具や背の低い家具がおすすめです。家具は使用感や機能性も大切なので、バランスを考慮して選びましょう。

家具の材質とクリニックの清潔感

クリニックは衛生管理が大切です。昨今の感染症対策もあり、待合室に置く家具は清潔に保ちやすい材質であることが求められます。汚れを簡単に拭き取れるものが望ましいです。汚れが染み込みやすいファブリックなどは避けてください。実際は綺麗に拭き取っていたとしても、見た目が汚れていると清潔感のある待合室ではなくなってしまいます。撥水加工や抗菌加工を施されている張地などを選ぶと良いでしょう。

おすすめの待合室家具とその特徴

待合室に置く家具はその場の雰囲気を形作り、待っている患者さんの気持ちにも影響します。体調が悪かったり、診察・治療を憂鬱に思っていたりする患者さんが少しでも快適に待てるような家具の配置を心掛けましょう。ここでは、待合室におすすめの家具をご紹介します。

快適さを追求したソファー

<エペW1800 中肘あり>

すっきりとしたシルエットが印象的なソファベンチです。中肘があるため、自然と適切な距離をとって座ることができます。圧迫感のない見た目で、クリニックの待合に並べて置くシーンにもぴったりです。
脚部の色はナチュラルとダークから選ぶことができ、様々なシーンにあわせることができます。ビニールレザーの張地を選べば清掃も簡単です。
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材質・機能 フレーム=ビーチ材
サイズ 幅(W) 1800mm
奥行(D) 580mm
高さ(H) 720mm
座高(SH) 420mm
アーム高(AH) 620mm

デザイン性の高いテーブル

<ビュー>

場のアクセントになるテーブルです。モダンなインテリアをはじめ、シンプルな空間になじみやすい商品です。スタイリッシュにもナチュラルにも合わせやすく、置く場所を選びません。
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材質・機能 天板=HPL
脚=スチール(ブラック)
屋外使用可
サイズ 約24.0kg
幅(W) 1100mm
奥行(D) 1100mm
高さ(H) 750mm

照明で空間作りをする

理想の内装イメージに近づけるには、照明による効果も積極的に利用しましょう。間接照明をうまく利用すると優しい光が淡く周囲を照らし、癒し効果のある空間になります。

クリニックの待合室をおしゃれにする事例

クリニックの待合室をおしゃれにするために参考となる事例をご紹介します。
● モダンなデザインのクリニック
● ミニマリストなデザインのクリニック
● 自然を取り入れたデザインのクリニック

モダンなデザインのクリニック

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モダンなデザインの特徴は、直線を取り入れたシンプルながらユニークな造形と黒・白・グレーなど無機質なカラー使いに代表されます。シャープで人工的な印象を与え、おしゃれで洗練されたイメージのクリニックになるでしょう。差し色に赤や黄色などビビッドな色を使うこともあります。

ステンレスやガラスといった素材と相性がよく、レザーなども馴染みます。アレンジしてオリジナリティを出すことも可能です。例えば和の要素を取り入れて和モダンにしたり、木目調と合わせて温かみを出したりすると冷たいイメージを適度に和らげることができます。

ミニマリストなデザインのクリニック

余計なものを置かず、あえてすっきりしたデザインを採用するクリニックも少なくありません。ミニマリストなデザインにすることで、待合室がゴチャつかず広々とした空間を演出できます。物が少なく整然としているため、掃除がより簡単になり清潔に院内を保つことが可能です。

白を基調としたインテリアによく馴染むデザインですが、白一色だと殺風景になりやすいので注意してください。ホワイト系の木材を使用したり、あたたかい色の光を取り入れたりすると良いでしょう。

自然を取り入れたデザインのクリニック

自然のモチーフをデザインに使用したり、観葉植物などのグリーンを積極的に取り入れたりしたナチュラルデザインです。広い面に木材を使用することで、優しい雰囲気の院内になります。今人気のアースカラーをテーマカラーにすると落ち着いた統一感が出るでしょう。空や海といった自然物をテーマにデザインし、開放感やリラクゼーション効果を高めたデザインもおしゃれです。

植物などの自然をロゴマーク等に使うことでもテーマが際立ちます。自然光との相性が良いデザインです。

まとめ

クリニックの待合室をおしゃれにすることで、患者さんの緊張をほぐしたり他院との差別化を図ったりできるなど、多くのメリットが得られます。クリニックは医療機関ですので、デザインやテーマイメージだけにとらわれず衛生面や安全面にも配慮しなければなりません。クリニックに来る人がどんなデザインを求めているか汲み取ることも重要です。配置する家具によっても印象は大きく変わりますので、最新デザインも参考にしながら、最適な待合室づくりを目指しましょう。