オフィス空間を整えるうえで欠かせない家具。中でも一番サイズが大きい会議テーブルは、オフィスの第一印象を左右します。
今回は、会議テーブルの選び方や活用方法、人気ブランドの特徴などをご紹介しますので、おしゃれなテーブルで空間をアップグレードする際にぜひ参考にしてください。
おしゃれな会議テーブルの選び方
まずは会議テーブルのタイプと特徴、商品の選び方を解説します。
会議テーブルの形状と利用シーン
会議テーブルは人数や用途によって選ぶ形状やタイプが異なります。会議テーブルのタイプごとに特徴とおすすめの利用シーンを見ていきましょう。
形状 | 特徴 | 利用シーン |
正方形 | 利用者との距離が短く、場所を取らない | 簡易的な打ち合わせや少人数の会議 |
長方形 | 横並びで着席可能。1人1人のスペースが広い | テーブルにノートパソコンや資料を広げる会議やプレゼンテーション |
丸型 | 柔らかい雰囲気を与え、空間を広く使える | 簡易的な打ち合わせや少人数の会議 |
楕円型 | イスを増やしやすく、空間を広く使える | 大人数かつ人数が定まっていない会議 |
4本脚 | オフィスデザインを崩さず、安定性がある | 長時間かけて行う研修や会議 |
T字脚 | テーブル脚に邪魔される心配がない | 使用人数が定まっていない会議 |
折りたたみ式/跳ね上げ式 | 天板を折りたたんで収納でき、持ち運びが簡単 | 簡易的な会議から大規模な研修など、用途が幅広い場合 |
会議テーブルは形状やタイプによって得意不得意が違います。利用シーンをイメージしてから購入を検討するのがおすすめです。
サイズと人数のバランス
会議テーブルを選ぶ際、おしゃれさはもちろん利便性も重視します。たとえば、パソコンや会議資料を広げて行う長時間の会議なら「作業できる幅と奥行×人数分」を最低限は確保しなければなりません。一方で、卓上をほとんど使用しない簡単なミーティングや聞く専門の研修の場合、最低限の距離間隔が保たれるスペースがあれば問題ないでしょう。
このように、会議テーブル1つ対して何人で使えるのか、1人に必要なスペースはどれくらいなのかといった点で選ぶべきサイズが異なります。
デザインと機能性の両立
会議テーブルを選ぶ際は、デザインだけでなくオプション機能の有無も重要です。会議テーブルにあると便利な機能は主に以下の5つです。
⚫️ 鞄をかけるフック
⚫️ 配線ボックス
⚫️ 充電用コンセントやUSB端子
⚫️ 折りたたみ式
⚫️ キャスター
特に商談など外部の人を呼ぶケースが多ければ、デザインよりも機能性を優先したほうがビジネス面で対応の幅が広がります。
ローテーブルを活用したおすすめ会議テーブル
おしゃれなテーブルは会議だけでなく、さまざまなシーンで活用することが可能です。ここでは、会議テーブルタイプごとの得意な演出や活用方法をご紹介します。
楕円テーブルでスタイリッシュな空間へ
オフィススペースをクリエイティブな空間に整えるなら、楕円型テーブルがおすすめです。丸みのあるテーブルは空間に柔らかい印象に変え、堅苦しい雰囲気を和らげる効果があります。
ただし、楕円型テーブルは座る位置によって個人のスペースにバラつきがある点に注意が必要です。特にテーブル端だと作業スペースが限られるので、大人数でノートパソコンを開いて行う会議には向いていません。
折りたたみ会議テーブルで省スペース化
会議室の用途が多岐に渡る場合、スペースの使い方に融通が利く折りたたみ式やはね上げ式テーブルがおすすめです。会議室の使用人数が毎度異なる場合、脚が固定されているテーブルだと収納面や持ち運びの融通が利きません。状況によっては余ったテーブルがデッドスペースになります。折りたたみ式のテーブルなら、必要なとき必要な分だけ使用できるので便利です。
キャスター付き丸テーブルで移動が楽々
会議室のレイアウトを頻繁に変更する場合、キャスター付きのテーブルが活躍します。力がなくても持ち運びできるので、簡単に移動できるのがポイントです。また、既存のテーブル以外にサブテーブルとして持っておくと、資料を多く広げる際や、機材を設置する際に活用できます。
会議室のレイアウトと家具配置
ここでは、会議テーブルのレイアウトと配置のコツを解説します。
会議室のサイズとテーブルの選び方
会議テーブルは会議室の広さ、人数に応じてテーブルの形状と配置を決める必要があります。
たとえば、4人使用に対し会議室の広さが4㎡だとゆとりがない状態です。その際は楕円形か長方形のテーブルを壁面に寄せ、対面形式で会議を行えばスペースを上手に活用できます。
使用人数毎で最低限必要な会議室の広さの目安は、以下の通りです。
⚫️ 4人使用:4㎡程度
⚫️ 10人使用:30㎡程度
⚫️ 30人使用:120㎡程度
会議テーブルの配置は入り口から席までの動線も重要です。動きづらい人や出入りが遠回りになる人がでないよう、動線はなるべくシンプルにしてください。最低でも幅80cm。余裕を持たせるなら幅120cm程度の動線を確保する必要があります。
会議用椅子の選び方と配置
椅子の選び方や配置は、会議テーブルの配置パターンによって決めましょう。会議テーブルの配置パターンは主に以下の6種類です。
⚫️ 対面形式
⚫️ コの字形式
⚫️ ロの字形式
⚫️ スクール形式
⚫️ シアター形式
⚫️ 島型形式
椅子のタイプがテーブルにそぐわないと、統一感がないだけでなく機能性も低下します。たとえば、背面にもテーブルがあるスクール形式なら、椅子の可動が簡単なキャスタータイプや会議椅子タイプがおすすめです。
会議室の照明やディスプレイも重要
会議室にテーブルを配置する際には、照明の影になる人やディスプレイが見えづらい人が出ないよう注意が必要です。
たとえば、ディスプレイを用いる会議の場合、後方の人が前の人に視界を遮られてうまく画面が見えないという問題が生じます。また、照明が真上にあるせいで自身の影が卓上に落ちて、資料がうまく見えない可能性も否定できません。会議室はテーブルの設置だけでなく利用シーンをイメージした空間全体の整備も大切です。
人気の会議テーブルブランド
ここでは、会議テーブルを取り扱っている家具メーカーの中でも特に人気のブランドをご紹介します。各メーカーの特徴を把握し、自社に適した会議テーブル購入を検討してください。
ニトリ
ニトリはホーム家具として有名なブランドですが、法人家具の取り扱いも豊富。機能性の高い会議テーブルが低〜中価格程度で購入できる点が魅力です。
ニトリの特徴は、コストパフォーマンスとシンプルなデザイン。限られた予算でおしゃれな会議テーブルを揃えるならニトリがおすすめです。
コクヨ
コクヨは文房具やオフィス用品を中心に取り扱う文具メーカーです。オフィス消耗品だけでなく、法人家具販売やオフィスプランニングも取り扱っています。
法人向け製品を専門にしているためサイズやデザイン、形状のバリエーションを豊富に取り揃えています。会議室の広さや用途に詳細に合わせるならコクヨがおすすめです。
IKEA
IKEAは北欧スウェーデン発祥の海外家具ブランドです。法人家具事業「IKEA for Business」を展開しており、海外のおしゃれなオフィス用品を多数取り揃えています。
IKEAの特徴は海外ブランドならではのクリエイティブなデザインです。モダンな空間を作るならIKEAの会議テーブルを検討してみてはいかがでしょうか。
アダル
アダルは業務用・店舗用家具を専門に取り扱うブランドです。特注家具の製造依頼や購入後のメンテナンスなど幅広く対応しており、オフィスだけでなくホテルやショッピングモールなど、数多くの納入実績があります。
アダルの特徴は、デザインバリエーションの豊富さです。飲食店やホテル用の家具も取り扱っているため、おしゃれなデザインの会議テーブルが豊富に揃っています。
おしゃれな会議テーブルでオフィス環境をアップグレードまとめ
より良い会議には進行をスムーズにする快適な空間作りが欠かせません。会議テーブルは、部屋の印象を左右する重要なアイテムです。本記事を参考に、適切なサイズや形状、おしゃれなデザインを選んで快適な環境を整えてみてはいかがでしょうか。
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