「おしゃれなオフィス家具で収納スペースをセンスアップしたい」「オフィスの収納スペースが不足している」など、オフィス家具での収納についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、オフィス収納の機能性や見た目をアップグレードするコツを解説します。おすすめの家具メーカーや収納アイテムもご紹介しますので、オフィス収納を見直す際はぜひ参考にしてみてください。
オフィス家具の収納をアップグレードするポイント
オフィス収納をアップグレードするなら、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。
デスク周りの整理整頓
なにかとごちゃつきがちなデスク周りは、使う頻度に合わせて「デスク上収納」と「デスク下収納」に分けて収納しましょう。文房具などの小物類は、卓上収納ボックスやケースにまとめるのがおすすめです。中身が見えないタイプを選べば、見た目もスッキリします。その場合は、なかに入っているものが一目でわかるよう、シールなどでラベリングしておくとよいでしょう。
一方、デスク下には使用頻度の低い大きめの書類や、ファイルなどを収納するのに向いています。デスク下はデッドスペースになりがちなので、専用のワゴンやラックで収納スペースとして活用してください。小さめのデスクや、足をゆったり伸ばしたい場合は、スリムタイプの商品がおすすめです。
キャビネットと引き出しの活用
キャビネットや引き出しは収納物を整理しやすく、容量やデザインのバリエーションも豊富です。
特に、オフィスではシステムキャビネットを導入するのが一般的です。デザインやサイズが規格化されたシステムキャビネットなら、オフィスのインテリアに統一感をもたせることができるでしょう。複数の商品を組み合わせて利用できるため、オフィスの広さや利用シーンに合わせた収納スペースを確保できます。
おしゃれなレイアウトと収納アイデア
レイアウト次第では、収納家具でおしゃれな空間を演出することも可能です。
なかでもおすすめなのが、背の高いオープンラックを空間の仕切りとしても活用するアイデアです。例えば、オープンスペースをいくつかのラックで仕切り、テーブルやチェアを設置すれば、簡易的な作業スペースができあがります。また、デスクを囲むようにラックを配置すれば、チームそれぞれの空間や通路を形成できるでしょう。
人気のオフィス家具メーカーと収納アイテム
オフィス家具は、同じメーカーでそろえるようにすると統一感が生まれます。おしゃれで機能的な収納家具が豊富なおすすめメーカーを3つご紹介しますので、アイテム選びの参考にしてみてください。
IKEAのオフィス家具
スウェーデン生まれの「IKEA」は、北欧インテリアブームの先駆け的存在として日本でも高い人気を誇ります。家庭用インテリアのイメージが強いIKEAですが、実は「IKEA for Business」としてオフィス向けの家具を展開していることをご存じでしょうか。
IKEAらしいシンプルで飽きのこないデザインが特徴で、モノトーンと木目素材を組み合わせた「BEKANT ベカント」や、オフィス家具には珍しいカラー展開の「IDÅSEN イドーセン」など、インテリアのアクセントになりそうな収納アイテムも豊富です。3Dデザインツールを用いたプランニングや、専門スタッフによるプランニングサポートなど、プラスαのサポートも充実しています。
ニトリのオフィス収納アイテム
『お、ねだん以上。』でおなじみの「ニトリ」は、リーズナブルかつ高品質なオフィス収納アイテムが豊富です。オープンタイプから引き戸タイプ、パーソナルロッカーや小型金庫まで、バリエーション豊かなラインナップも魅力の一つ。パーソナルロッカーはカラー展開が豊富で、オフィスのインテリアに合わせてコーディネートできます。重厚感のある木製収納家具の「エグゼクティブ」シリーズなら、社長室や会議室のインテリアにもぴったりです。
コクヨのオフィス用品
文具メーカーとして有名な「コクヨ」は、デスクや収納家具などのオフィス家具にも力を入れています。
多彩なバリエーションの「EDIA（エディア）」シリーズや、空間の仕切りとして活用できる「JUKE（ジューク）」シリーズなど、オフィスの多様化に対応した製品が豊富です。
なかでも注目したいのが、フリーアドレスをはじめとした新しいワークスタイルをサポートする「iNON（イノン）」シリーズです。職種ごとに収納方法を工夫できるスタンダードタイプと、省スペースでありながら収納力抜群なコンパクトタイプの2種類を展開し、電源や配線カバーなどのオプションも充実しています。
オフィス環境を向上させるデザインと機能性
オフィス環境を向上させるなら、収納家具のデザインや機能性にもこだわりたいところです。以下のポイントを参考に、おしゃれで実用的な収納スペースを目指しましょう。
おしゃれなデスク周りのグッズ
デスク周りの収納グッズは実用性に特化したものが多く、無骨な印象にまとまってしまうケースが少なくありません。デスク周りをセンスアップするなら、デザイン性の高い収納グッズを取り入れるのが近道です。例えば、卓上収納ボックスをレザー風や木目風のデザインのものに変えるだけで、デスクの上が一気におしゃれな印象になります。
鍵付き書庫や書類棚の活用
オフィスのセキュリティを高めるなら、鍵付きの書庫や書類棚を導入するのがおすすめです。金庫のように鍵を持っている人しか開けることができないため、大切な書類を安全に保管しておけます。オフィスの広さや書類の量、利用シーンなどに合わせて、適切なサイズの商品を選んでみてください。
また、施錠タイプもシリンダー錠やオートダイヤルロックなどさまざまなので、使い勝手の良いものを選びましょう。
スチール製の棚とキャビネット
スチール製の棚やキャビネットは、日本のオフィスでは定番の収納家具です。白や黒を基調としたシンプルなデザインが多く、どのようなオフィスにも馴染みます。昔からある定番商品なので、日本のオフィス環境にマッチしやすく、機能性も十分です。
収納アップグレードで働きやすいオフィスを実現
収納家具は、書類や小物を保管するだけでなく「オフィス環境の向上」にも一役買ってくれます。収納家具をアップグレードして、誰もが働きやすいオフィス環境を実現してみてください。
オフィス収納のレイアウト変更
働きやすいオフィスは、収納家具のレイアウトによって作り出せます。例えば、背の低いラックは壁際に並べるよりも、思い切ってオフィスの中央に置くのがおすすめです。すると、壁に余白が生まれて空間が広く見えるだけでなく、ラックを緩やかな仕切りとしても活用できます。
また、オフィス収納の配置を決める際は、動線を意識することも大切です。オフィスに入ってから席に着くまで、席から会議スペースに移動するまでなど、従業員の動きを一つひとつ確認し、それぞれの動線をしっかり確保してください。
収納ボックスやレターケースの活用
デスクの上に物があふれていると、必要な書類や文房具がすぐに見つからず、作業効率がダウンしてしまいます。そこで、卓上の収納ボックスやレターケースがあると便利です。よく使う文房具をまとめておいたり、書類を重要度ごとに整理したり、デスクの上をキレイに保つのに役立ちます。
効果的な収納アイデアを取り入れる
オフィス環境を向上させるには、ただ収納を増やすだけでは不十分です。オフィスのお悩みや課題に合わせて、効果的な収納アイデアを取り入れることも大切です。
例えば、「収納スペースを増やしたいが、オフィスの広さが足りない」というお悩みを解決するなら、デスク横にロースタイルの収納棚を置いたり、ちょっとした隙間にスリムタイプのラックを取り付けたりと、デッドスペースを上手に活用しましょう。収納アイデアを参考にするなら、インテリアのコラム記事や、実際のオフィスの事例をチェックするのがおすすめです。
オフィス家具で収納を劇的にアップグレード！おしゃれで機能的な選び方まとめ
デスク周りを整理整頓することで生産性が向上したり、空間の仕切りとして活用したりするなど、収納家具の可能性は無限大です。卓上収納ボックスから、大量の書類を保管できる大型書庫まで、オフィス用収納家具にはさまざまな種類があります。サイズや素材、引き出しや扉の有無などを総合的に判断し、用途や設置場所に合わせて最適な収納家具を選んでみてはいかがでしょうか。