今回は、業務用家具をご自宅で使いたい方向けの記事です。
業務用家具の特徴や家庭用家具との違いをはじめ、おしゃれな業務用家具ブランドも一挙ご紹介していますので、理想の家具選びにぜひお役立てください。

業務用家具まるわかり解説

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そもそも業務用家具とは?

業務用家具とは、法人(店舗・企業・宿泊施設・学校・官公庁など)での使用を前提につくられている家具です。主に施主(オーナー)、そして内装会社・設計士・デザイナー・建設会社などのプロフェッショナルから選ばれて購入されます。

業務用家具と家庭用家具の違い

【デザイン・仕様の幅が広い】
家庭用家具は同じ商品を大量生産することが基本(一部の高価なブランド家具やアンティークを除く)なので、選べるデザイン・仕様が限られています。
それに対して業務用家具の場合は、業務用家具メーカーにあるモデルの中から材質・張地・カラーなどを選択して組み合わせることができるため、イメージ通りの家具、オリジナリティ溢れる家具が手に入りやすいというメリットがあります。
椅子であれば脚の長さ・材質や張地の指定、スタッキングできるかどうか、テーブルであれば横幅の指定・天板の材質など、ニーズに合わせた仕様変更が可能です。

【耐久性が重視されていて頑丈】
業務用家具は店舗・オフィス・宿泊施設・公共施設などでの使用を想定して開発されているため、不特定多数の方々が長年にわたって使い続けても耐えられるように、靴を履いた状態での利用でもキズがつきにくいように、耐久性が重視され、丈夫な素材や構造でできています。
JIS規格に基づいた強度試験が実施されていることも、優れた耐久性の証です。

【家庭用と比較すると単価が高め】
画一生産・大量生産の家庭用家具と比較すると、業務用家具の単価は高めの傾向にあります。
ただ、長年にわたって使用できるように開発されていて、張り替えなどのメンテナンスもできるので、長期的な視点で考えれば、一概に高いとは言い切れません。

業務用家具を個人で購入することは可能?

仕様の選択肢が多くて耐久性に優れた業務用家具、実は個人で購入し、自宅で使用されている方が増えています!
販売の窓口によっては購入できない場合や一部の家具のみに限定される場合もありますが、基本的には個人の方でも購入可能です。
家具選びの際に業務用家具も選択肢に入れることで、理想の家具に出会える可能性が格段に高まります。

おしゃれな業務用家具を選ぶとき3つのポイント

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実際の使用シーンを明確にしておく

デザイン性が高くて魅力的なものが多い業務用家具ですが、まず意識しておきたいのが「デザイン性と実用性のバランス」です。
例えば、自宅で使っている椅子やテーブルの高さを気にせず、デザインだけに惹かれて購入してしまうと、椅子が低すぎて合わない、テーブルが高すぎて使いにくいといった事態が起こってしまいます。また、子どもが使う場面が多いにも関わらず、お手入れが難しい素材を選んでしまうと使い始めてからが大変です。
そのため、事前に使用シーンを明確にし、どれだけデザインが気に入ったとしても、実用性とのバランスを考慮して選びましょう。業務用家具はカスタマイズできるものも多いので、求める長さや横幅、素材などに合わせて仕様変更していくことも選ぶときのポイントです。

配色や質感を統一して空間テイストに合わせる

家具を設置する部屋の空間テイストに合わせて選ぶことも重要です。
例えばナチュラルテイストなら木目の家具やアースカラーの家具、モダンテイストならスタイリッシュでスマートな印象の家具、アジアンテイストなら編み込みデザインでリゾート感のある家具を選ぶなど、室内のテイストと統一感をもたせた方が心地よい空間となり、家具そのものも映えます。
すでに使用中の家具と張地の質感を合わせる、塗料のツヤあり・なしを合わせるといったことも効果的です。

10年後をイメージする

長年にわたっての使用を想定してつくられた業務用家具は耐久性に優れているので、せっかくなら10年後をイメージして選んでみましょう。
例えば本革製のソファ・椅子であれば、使っていくうちに風合いが変化して味わい深くなっていきます。また、小さな子どもが座ることも多い場合は、汚れにくく拭きやすくメンテナンスが簡単な合成皮革のソファ・椅子の方が、10年先も美しさを保ちやすいかもしれません。
このように、耐久性に優れた業務用家具の特徴を活かし、まずは10年先までイメージしてワクワクしながら選んでみましょう。

おしゃれな業務用家具ブランド一覧!

家庭用家具と違い、法人向けの業務用家具は一般的にはあまり知られていません。
そこで!デザイン性の高い家具を開発・発信し続けている業務用家具ブランドを一挙ご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!(もちろんADALも載せています!)

ADAL

まずは「ADAL」のご紹介です!(笑)
業務用家具づくりを続けて約70年。椅子やテーブルをはじめ、業務用家具の企画・提案・設計・製造・販売を一貫体制で行ってきました。福岡には自社工場があり、トータルプロデュースで様々なご要望にお応えできるところも強みです。既製品だけでなく、特注家具や什器の製作、張り替えなどメンテナンスのご相談にも対応いたします。

QUON

「Quality(高い品質)」「Universal(世界規模の視点)」「Only one(オンリーワンの製品開発)」の3つのキーワードを組み合わせて誕生。自社に鉄工所があるので、金属製品の加工が強みです。
独自の「スチールカラーオーダーシステム」で、個性的なフレームを手軽に選択できるフローを構築。理想の色彩を1脚から叶えます。

CRES

ブランドコンセプトは「スタンダード」。様々な空間に合わせやすいスタンダードなデザインが揃っています。1980年、業界に先駆けて導入した「フリーセレクトシステム」により、ほぼ無限大の製品バリエーションを実現。本質的な価値=スタンダードをもたらす家具を提案し続ける業務用家具ブランドです。

Proceed

あえて主張しすぎない洗練されたデザインが特徴の業務用家具ブランド。収納機能のある椅子や狭小空間を有効に使える家具など、機能美へのこだわりも人気の理由です。「場所の数だけ出会いがある、席の数だけ出会いがある」をモットーに、多彩な家具を生み出し続けています。

Yamato

テーブル脚・椅子脚の圧倒的バリエーション。定番デザインはもちろん、非常に変わった形状の脚製品にも数多く出会えます。すべての工程を金属のプロフェッショナル達が丁寧に手がけた逸品揃いです。「使いよく、美しく、調和よく」をポリシーに掲げ、高品質を実現しています。

業務用家具を選ぶポイントについてまとめ

今回は、業務用家具について個人の方向けにご紹介しました!まだ一般的には業務用家具ブランドの認知度は低く、業務用家具を自宅で使うイメージもあまりないと思いますが、業務用家具ならではの魅力・強みがたくさんあるので、ぜひ選択肢に入れていただき、理想の家具探しをお楽しみいただきたいです!

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