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クリニックを選ぶ基準は人それぞれですが、心地よい空間やおしゃれな内装は多くの人が魅力を感じます。真っ白で余計なものがないなど一昔前の「病院らしさ」を払拭したデザインが、現在のトレンドです。今回は、来院した人が「来てよかった」「これからも通いたい」と思えるような、魅力あるクリニック内装のポイントを解説します。

内装がクリニックの魅力を高める理由

内装は院内全体の雰囲気を決定づけるだけでなく、患者さんやスタッフの心理に大きく影響します。魅力を高める理由は、以下の通りです。

● 快適な空間での治療体験
● クリニックへの信頼感向上
● 再訪やクチコミへの影響
● 従業員の働きやすさと内装

快適な空間での治療体験

クリニックは何かしら心身に不調を抱えた人が来る場所です。治療に対する不安やストレスを感じている患者さんは少なくありません。そんなネガティブな感情を内装によって少しでも和らげ、リラックスしてもらうことで精神的な負担を軽減します。患者さんの恐怖心を減らすことで治療もスムーズに進みやすくなるでしょう。

クリニックへの信頼感向上

快適で過ごしやすい内装は、来院する人への気遣いと思いやりを感じさせます。バリアフリーキッズスペース院内感染やプライバシー保護への配慮など、患者さんの目線に立って考えられた内装はクリニックへの信頼感に繋がるでしょう。

再訪や口コミへの影響

クリニックに対し好印象を持ってくれた患者さんは、その後も通ってくれるようになるケースが少なくありません。さらに、クリニックへの満足度が高い人が増えることで、周囲の人への口コミやネット上の評価も良いものになっていきます。

従業員の働きやすさと内装

機能的で理にかなった内装は働くスタッフの仕事のしやすさをアップしてくれます。動線や人の流れを意識したレイアウトや内装はスタッフの従業員満足度を高め、気持ちに余裕をもって業務に取り組むことで患者さんへの接し方にも良い影響が生まれるのです。また、離職率の低下にも繋がります。

おしゃれなクリニック内装を作るための5つのポイント

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おしゃれなクリニック内装を作るために注目したいポイントは、以下の5つです。

● 【カラースキーム】落ち着きと清潔感を兼ね備えた色使い
● 【ライティング】適切な照明で安心感を演出
● 【家具選び】機能性とデザイン性を両立させた家具配置
● 【アートと植物】心地よさとリラクゼーションを提供
● 【レイアウト】患者の流れを考慮した空間設計

【カラースキーム】落ち着きと清潔感を兼ね備えた色使い

カラースキームとは色彩計画のことです。クリニックという施設の特性上、清潔感のある色使いが欠かせません。最も清潔感のある色といえば白ですが、白一色では少し冷たく、近寄りがたい印象を与えてしまいます。薄い黄色やピンクなどのペールトーンなど色味のあるカラーを取り入れると、清潔感を保ちながら柔らかいイメージの内装にすることが可能です。木材を取り入れ、木目独特の温かみと組み合わせるのもおすすめです。

【ライティング】適切な照明で安心感を演出

ライティングとは光の当て方や使い方のことです。照明には直接照明と間接照明があり、直接照明は天井から床や人など部屋全体を照らし、間接照明は天井や壁に向かって照らした反射で周囲の空間を照らします。間接照明のふんわりとした柔らかな光にはリラックス効果があり、受付や待合室に取り入れているクリニックも少なくありません。

照明は適切な明るさであることも重要です。場所によって照度を調整してください。

【家具選び】機能性とデザイン性を両立させた家具配置

クリニックの家具はデザイン性と共に安全性や機能性の両立が必要です。例えば、高齢者や妊婦さんの多いクリニックなら立ち上がりやすいベンチやソファが適しています。小さな子どもの多いクリニックであれば、角の尖った家具は避けたほうが安全です。

【アートと植物】心地よさとリラクゼーションを提供

クリニックはともすれば堅苦しい印象になりがちです。そこに絵画やオブジェ、観葉植物などを配置することで心地よい空間に近づけることができます。

【レイアウト】患者の流れを考慮した空間設計

患者さんが来院から帰るまでにどのような動きをするのかを考えた空間設計が求められます。受付が混雑して通路を塞ぐことにならないか、院内はわかりやすい構造になっているかなど患者さんの視点で検討してください。

クリニックの内装がもたらす収益アップのメカニズム

クリニックの内装によるポジティブな効果は顧客満足度や働きやすさにとどまらず、収益増加にもつながります。

● 内装と患者の再来院率
● おしゃれな内装が新規患者を引き寄せる理由
● 内装投資のROI:長期的なビジネス視点 

内装と患者の再来院率

前述の通り、快適な内装によって高い満足を得た来院者がその感想を誰かに伝えることにより、さらなる来院者の増加というサイクルが出来上がります。 

おしゃれな内装が新規患者を引き寄せる理由

初めて行くクリニックを選ぶ際に、インターネットでまず情報収集する人が増えてきました。複数のクリニックの院内画像を見比べて選ぶ際、おしゃれな内装は決定打になり得ます。口コミやHPの情報で良い病院かを判断するのは難しいですが、内装は見れば一目瞭然だからです。 

内装投資のROI: 長期的なビジネス視点

ROIとは「Return On Investment」の略で、投資収益率や投資利益率と訳されます。内装はクリニックがサービス内容以外で勝負できる大事なファクター。新規クリニックが既存クリニックと比較的簡単に差別化できるのが「おしゃれな内装づくりです。他にはない内装にすることで集客力アップが見込めます。 

クリニックのおしゃれな内装の例

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おしゃれなクリニックの内装には、いくつかの特徴があります。

● 自然光を活用した開放感あふれる空間
● 落ち着く色調で包まれたリラックス空間
● アートを取り入れた心地よい空間

それぞれ具体例を挙げながらご紹介します。 

「自然光を活用した開放感あふれる空間」のデザイン例

大きな窓を設けるガラス壁を活用する

壁一面をガラスにすることで、明るく開放的な空間になります。陽の光が入ることであたたかな印象にもなり、よりリラックスできるスペースとなるでしょう。

天窓からの自然光導入

大きな窓の設置が難しい場合、天窓という方法もあります。天井に採光窓があると自然と光が差し込み、院内が明るくなるほか、空が見えるため視覚的なリラックス効果も得られます。

「落ち着く色調で包まれたリラックス空間」のデザイン例

● アースカラー
● パステルカラー
● アクセントカラー

アースカラーを基調にしたデザイン

近年注目されているアースカラー。アースカラーとは自然物をイメージさせる色のことです。例を挙げるとベージュやブラウン、カーキ、ブルーなど植物・大地・海を彷彿とさせる色を指します。
アースカラーを内装に採用することで、自然を感じさせるクリニックにすることが可能です。

パステルカラーで柔らかい雰囲気作り

パステルカラーは淡い中間色のことで、クリーム色や桜色のような白を多く含んだ色のことです。パステルカラーをメインに使うことで院内が優しい印象になります。

アクセントカラーで空間にリズムを

アクセントカラーとは、インテリアの中でアクセントとなる色のことです。ベージュを基調とした内装の中で部分的にビビッドな青を使うなどの方法で、場の印象を引き締めたり、強調したい部分に使ったりします。目立たせたい表示などに使うことでメリハリのある空間になるでしょう。案内や看板の文字に統一感をもたせ、読みやすくするためにも効果的です。

「アートを取り入れた心地よい空間」のデザイン例

クリニックにアートを取り入れることで、心が穏やかになったり和んだりするなどのリラックス効果が期待できます。アートを空間作りに利用している例を見ていきましょう。

壁面アートで個性を表現

壁面アートとは、壁一面を大きく使った芸術表現のことです。広い面を使ってイラストを飾ったりペイントしたりすることで、患者さんの目に留まりインパクトを与えます。似た印象になりがちなクリニックの中でも記憶に残りやすい個性的な表現が可能です。

彫刻や立体作品で空間に深みを

存在感のある彫刻や立体作品は、1つあるだけで空間をおしゃれに演出できます。平面的なアートを飾るクリニックが多いので、立体作品の印象は残りやすいでしょう。

彫刻や立体作品は倒れやすいため、配置する場所には注意が必要です。通路やスペースを圧迫しないサイズのものを選んでください。

交換可能なアートフレームで季節感・更新感を出す

アートフレームはその名の通り額縁に入った写真や絵画です。手軽に交換できるので、その時期に合わせた作品にすることで季節感を出すことができます。年明けや月初めなど節目を決めて変えても良いかもしれません。

まとめ

クリニックの内装デザインには多くの役割があり、魅力あるクリニックづくりのために欠かせません。明るくくつろげる空間は患者さんの緊張感をほぐし、治療への抵抗感を軽減します。機能的な空間はスタッフの働きやすさや安全性にもつながるでしょう。おしゃれな内装デザインによる集客力は大きく、収益アップという点でも大切です。費用対効果を考えておしゃれな内装デザインを実現し、来院者の増加を目指してみてはいかがでしょうか。