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主にリビングの中央に置かれるセンターテーブルは、そこに暮らす人々のライフスタイルや価値観を表現するために欠かせません。今回は、リビングを上質な空間にするセンターテーブルの魅力や選び方などをご紹介します。ビジネスシーンでの活用方法などもお伝えしますので、センターテーブルのトレンドを知りたい方はぜひ参考にしてください。
センターテーブルとは？その魅力と特徴
センターテーブルとは、その名の通り部屋の「中心」に配置されるテーブルのことです。自宅のリビングルームだけでなく、最近は会社のロビーや休憩スペースにも使われており、おしゃれな空間を演出しています。
おしゃれなデザインの変遷
センターテーブルの定義として特別な条件はありませんが、一般的に高さ40cm以下の低めのテーブルを指し、ローテーブルやリビングテーブル、コーヒーテーブルなどと呼ばれることもあります。昭和の頃にお茶の間にあった「ちゃぶ台」もローテーブルの一種です。
19世紀後半、イギリスのリビングにあった「セティ」と呼ばれる長椅子が座面の低いソファに変化したことに伴い、ソファの高さに合わせたテーブルが作られるようになりました。その頃のイギリスはちょうど日本ブームの真っただ中、一説によると日本のちゃぶ台の影響を受けたのではないかと言われています。
ちゃぶ台は畳に座って使いますが、ソファに座るスタイルがメインになりつつある現代では、座面の高さにマッチするように作られています。近年では、さまざまな素材やデザインのセンターテーブルが登場しており、部屋のテーマや好みに合わせて最適なテーブルを選べるようになりました。
リビング空間を彩るセンターテーブルの役割
センターテーブルはリビングには欠かせないアイテムで、テーブルを囲みリラックスしながらテレビを見たり、飲み物を飲んだりする家族団らんの場となっています。床に直接座り、足を伸ばした状態でパソコン作業もできますし、小さな子供のいるご家庭では一緒にお絵かきをすることも可能です。
家族が集まり、時間を共有できる場にあるセンターテーブルは、ただの家具ではなく、生活の質を向上させる重要なアイテムと言えるでしょう。
センターテーブル選びのポイント
センターテーブルを選ぶときは、素材や高さ、幅などを考慮する必要があります。さらに、リビングにあるその他の家具との調和も大切にしながら、最適なものを選ぶのがポイントです。
スペースに合わせたサイズ
空間を最大限に活用するためには、センターテーブルのサイズ選びが不可欠です。リビングに置く場合は、ソファの幅を基準に天板の横幅を決めるとバランスが良くなります。
例えば、2～3人掛けソファ（幅180㎝）だと、天板の横幅は90cm程度のテーブルがちょうど良いサイズです。ソファを背もたれにしながら床に座って食事をする機会が多いご家庭だと、120cm以上の幅がある家族全員のお皿や茶碗が置けるようになります。L字ソファやソファを複数組み合わせてテーブルを囲むように置く場合は、正方形のローテーブルがおすすめ。最近では、使う人数や目的に合わせて横幅を自由に変えられるタイプも人気です。
ソファとテーブルとの間隔は30㎝以上取るようにすると、人が通りやすくなります。
デザイン性と機能性を兼ね備えた素材
木、ガラス、金属、大理石などセンターテーブルに使われる素材は多岐にわたります。選ぶ素材によってリビングの雰囲気や使い心地が変わるので、素材にはこだわってください。木製は温もりを感じることができ、デザインや価格帯も豊富です。ウォールナットやオークの無垢材は高価ですが、どんな雰囲気にも合わせやすく、メンテナンス次第で長く使えます。
最近のトレンドはガラスや大理石のセンターテーブルで、リビングをモダンで洗練された雰囲気にしてくれるでしょう。
センターテーブルには、天板の下にリモコンや雑誌などを収納できる棚が付いていることが多いです。機能性も考慮すると、収納棚があるタイプの方が部屋をすっきりと見せ、必要なアイテムが取り出しやすくなります。
その他の家具やインテリアとの調和を考慮した色・形状
センターテーブルはリビングの中心に位置するため、そのデザインが他の家具やインテリアと調和しているかどうかが重要です。色や形状を選ぶ際には、部屋全体のコンセプトや既存の家具との組み合わせを考慮してください。
形は四角形や円形などがありますが、迷った場合は、使い勝手が良い長方形や正方形のローテーブルがおすすめです。小さな子供がいる場合は、角がない楕円形が安全性に優れています。
一般的なシーンでのセンターテーブル活用術
テーブル上にお花やオブジェを置くことで季節感を出す、特別な日を演出するなどセンターテーブルがあると、さまざまなシーンで活用できます。
コーディネートの一部として活用する方法
ソファとセンターテーブルを同じ素材や同じブランドで統一することで、まとまった印象を与え、ホテルのラウンジのようなハイセンスな空間になります。
例えば、ラタンやヒアシンスなど自然素材でできたセンターテーブルとソファを組み合わせると、南国のリゾートホテルのようなナチュラルで落ち着いた雰囲気になります。天板がガラスのセンターテーブルだと、自然素材の収納棚が透けて見え、涼しげな印象。茶系で統一するのも素敵ですが、ラグやクッションにアクセントカラーを取り入れるとさらにおしゃれになります。
飾り付けで季節感を出す方法
ガラスのセンターテーブルが最近のトレンドです。ガラス越しに見える収納棚にリモコンなどを置ける実用性はもちろんですが、収納棚を「見せるショーケース」として使えるのが人気の理由。天板の下の収納棚を展示スペースにして使うのが流行しています。
季節ごとのお花や木の実のリースなどのお気に入りのオブジェをその日の気分で飾るだけで、オリジナルな展示スペースが完成します。
センターテーブルを活用したパーティーの演出
センターテーブルは、ゲストを迎える際の演出にも活用できます。角形テーブルの中央に帯状のテーブルクロスを敷き、キャンドルやグラス、食器などを美しく配置すれば、特別な時間をより一層盛り上げてくれるでしょう。
ビジネスシーンでのセンターテーブル活用術
センターテーブルは通常のデスクやテーブルよりも低く、ビジネスシーンではリラックスした雰囲気を醸し出すアイテムとして活用されています。
待合室やロビーでの配置アイディア
待合室やロビーにセンターテーブルを置き、自社製品や資料を展示するスペースとして活用します。低いテーブルの上に陳列することで、来訪者や社員がより身近に感じることが可能です。
打ち合わせや休憩スペースとしての利用方法
カジュアルな打ち合わせや休憩スペースにセンターテーブルを設置すると、居心地の良い空間を作り出すことができます。ソファやクッションと組み合わせてよりスタイリッシュにすると気分転換にもなり、生産性が向上するでしょう。
ブランドや企業イメージを上げる選び方のポイント
企業のブランドイメージに合致するデザインや、洗練されたデザインのローテーブルは、プロフェッショナルでモダンな印象を与えます。SDGsや環境に配慮した素材にすることで、環境問題への意識が高い企業だとアピールすることが可能です。
まとめ
センターテーブルは、リビングやビジネスシーンにおいて中心的な役割を果たすアイテムです。選び方配置、そして活用方法によって、空間全体の雰囲気や機能性が大きく変わります。今回ご紹介した内容を参考に適切なセンターテーブルを選び、より魅力的な空間を創り出してみてはいかがでしょうか。