マンションのエントランスは「マンションの顔」であり、防犯や風除の機能も担う重要なスペースです。
エントランスのイメージはマンションのイメージに直結するため、エントランスホール(エントランスロビー)のデザインにもこだわりたいところ。設置されている家具によって印象がガラリと変わり、特に存在感が大きいのがソファです。
そこで今回は、そんなマンションのエントランスのソファ選びについて解説します!国内だけでなく海外のおすすめメーカーのご紹介もしますので、ぜひお役立てください。

3視点から選ぶ!マンションのエントランスソファ

1.デザインで選ぶ

椅子のデザイン

「マンションの顔」であり、マンション全体のイメージに直結するのがエントランスなので、エントランスホールで特に存在感の大きなソファは、そのマンションを象徴するようなデザインにこだわりましょう。
ただ、世代を問わず不特定多数の人が利用するため、車椅子やベビーカーでの通行も考慮した通路の確保ができるよう、装飾が少なく場所をとりすぎないデザインであることも大切です。
また、コーヒーカップや書類が置けるミニテーブル付きのデザイン、座面が分割できてレイアウトを自由に変更できるデザインも役立ちます。

2.素材で選ぶ

広いエントランスホールに設置されたソファの素材感は、「マンションの品格」を表します。そのため、高級感があって耐久性にも優れている本革、または本革よりもリーズナブルでメンテナンスが簡単な合皮が特におすすめです。 安っぽく見えてしまうとマンション全体の印象が下がり、入居者やマンション来訪者のテンションも下がるので意識しておきましょう。

【本革(天然皮革)】
高級感・重厚感があり、肌触りの良さとしっとりとした質感が特徴。耐久性に優れ、年月とともに深みが増していく素材です。
【合皮(合成皮革)】
ファブリック(布)と合成樹脂を合わせた素材で、見た目は本革に似ていますが、本革よりもリーズナブルでお手入れ簡単です。

また、ソファの座り心地を左右する座面の素材についてもご紹介します。
ソファの座り心地は、座面に使われているクッション材と内部を構成するスプリングで決まってきますが、クッション材は主に4種類です。

【ウレタン】
合成樹脂のポリウレタンで、ソフトウレタンやハードウレタンなどの種類があります。密度が高いほど耐久性も高くなり、何層か重ねて使われることも多い素材です。
【チップウレタン】
ウレタンを細かくして固めたもので、強度の高さが特徴です。ソファに座った際の底付き感の軽減や体圧分散に役立ちます。
【フェザー】
ふんわり軽くてへたりにくく、高価格帯のソファに用いられることが多い素材です。長時間でも疲れにくい、身体にフィットする座り心地が得られます。
【シリコンファイル】
シリコン処理されたポリエステル繊維。フェザーのようにふんわりと軽く、フェザーよりも安価です。型崩れしにくいところもポイント。

3.高さで選ぶ

ソファの高さは、大きくロータイプとハイタイプに分けられます。
不特定多数の人が世代を問わず利用するエントランスの場合は、高齢者の方が比較的ラクに立ち上がれるロータイプのソファがおすすめです。
ただ、ソファの座面が高すぎても足が床につかず立ち上がりにくいので、座面高の目安としては38cm程度を推奨します。

エントランス向けソファ選び!おすすめ国内メーカー

女性が案内するイメージ

それではここからは、エントランス向きのソファを数多く揃えている家具メーカーをご紹介していきます。まずは国内メーカー3選です!(もちろんADALも載せています!)

ADAL

まずは「ADAL」をご紹介させていただきます!
業務用家具づくりを続けて約70年。椅子やテーブルをはじめ、業務用家具の企画・提案・設計・製造・販売を一貫体制で行ってきました。福岡には自社工場があり、トータルプロデュースで様々なご要望にお応えできるところも強みです。既製品だけでなく、特注家具や什器の製作、張り替えなどメンテナンスのご相談にも対応いたします。

カリモク60

国内向け木製家具の製造を続けてきた「カリモク家具」のアイテム、そして創業当時に生産されていたものを復刻し、再編集したブランド。パーツごとの交換が可能で長く使い続けられる「Kチェア」はカリモクの椅子の第一号であり、現在まで続くロングセラーでよく知られています。さらに、ロビークッションという特別開発の専用クッションを用いたソファ「ロビーチェア」も大人気です。

doris

自社スタッフが厳選した高品質なアイテムのロープライス販売を実現。スタッフ自身が本当に欲しいと思える家具だけを取り揃え、お客様一人ひとりの心に残る記念品として届けたいという想いが反映されています。福岡の実店舗に加え、オンラインショップの運営にも注力しているメーカーです。ソファに関しても、様々なタイプが揃っています。

エントランス向けソファ選び!おすすめ海外メーカー

続いては、エントランス向きのソファを数多く揃えている海外メーカー3選です!

Fredericia

北欧デンマークを代表する家具ブランド。巨匠デザイナーから新進気鋭のデザイナーが手がけた家具まで、様々な“名作”が揃っています。気品溢れる佇まいで重厚感のある「モーエンセンソファ」、エレガントなデザインで優雅な印象をもたらす「デルファイソファ」、細部までこだわった美しさでデンマーク家具賞にも輝いた「No.1ソファ」をはじめ、ずっと使い続けたいタイムレスなデザインのソファが見つかります。

Cassina

イタリア家具ブランドの中でも圧倒的な人気と知名度を誇る「Cassina」。イタリアンモダンスタイルが特徴で、20世紀初頭の巨匠デザイナーたちの復刻シリーズ「イ・マエストリ」、そして現代で活躍しているデザイナーや建築家とのコラボレーションを実現したシリーズ「イ・コンテンポラリー」という2大コレクションを展開しています。近代建築の世界三大巨匠の1人であるフランス人建築家ル・コルビュジエがデザインを手がけたソファ「LC2」や、イタリアの建築デザイナーであるヴィコ・マジストレッティによるデザインで“ソファ界の最高傑作”ともいわれている「マラルンガ」など、数々の名作ソファを生み出しています。

HALO

1976年にイギリスで誕生。現代的な解釈をふまえながら、アンティーク家具のリプロダクトを追求しています。職人の手によって丁寧に仕上げられた最高品質のレザーでも知られ、その革新的なデザインは芸術の域にまで達していると評されるほどです。イギリスのクラシックなデザインを現代的に仕立てた本革のチェスターフィールドソファ「ケンジントン」、マットでしっとりした質感が特徴のレザーソファ「ファットリュクス」、脚が長くエレガントで重厚感のある「イーストボーン」など、エントランスホールでも利用できるソファが揃っています。

マンションのエントランスソファ選びについてまとめ

エントランスの印象がマンション全体の印象に直結するため、存在感の大きなソファは徹底的にこだわって選びましょう。安っぽく見える、エントランスホールに対してのサイズ感が合っていない、座りづらい・・・というようなことはNGです。
今回ご紹介した3視点(デザイン・素材・高さ)をもとに、マンションの品格に寄り添うソファを見つけていただき、ずっと愛され続けるマンションづくりにお役立てください。

▶ロビー・エントランスのソファ一覧はこちら
▶業務用 全てのソファ一覧はこちら