オフィスをおしゃれにしたいと思ったときに重要なのが、オフィスデスクです。デスクは存在感がある家具だからこそ、スタイリッシュなものを選んでおしゃれに見せる必要があります。
この記事では、おしゃれなオフィスデスクの選び方について解説します。オフィスをよりおしゃれに見せられるよう、デスク周りの整理整頓のコツや昨今のオフィス環境の変化に合わせる方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
おしゃれなオフィスデスクの選び方
おしゃれなオフィスデスクを選ぶためには、選び方のポイントを押さえることが大切です。まずは、デスクを選ぶ際に注目したいポイントや、無機質な事務机をおしゃれに見せる方法を確認しましょう。
デスクの種類とその特性
オフィスデスクにはさまざまな種類がありますが、デザイン性が高くおしゃれなデスクでも、仕事をするには不向きな形状や機能のものはオフィスには向きません。オフィスのおしゃれさにこだわることは大切ですが、使用する方にとって快適であることを前提として、追加要素としておしゃれさを考える必要があります。
多くのオフィスで利用されているオフィスデスクの形状として、片袖机が挙げられます。座る位置が固定されており、左右どちらかに引き出しがついているため仕事で使う物をスムーズに出し入れすることが可能です。引き出しがついていないデスクのほうがいい場合は、シンプルな平机を選ぶと良いでしょう。オフィスのレイアウトを頻繁に変更する場合なども、平机であれば対応しやすいです。
ほかにも、パソコンデスクに向いているラウンドデスクや複数人が座れるフリーアドレスデスク、モニターを配置しやすいL字デスクなどがあります。自社に取り入れるならどれがいいのか、考えてみてください。
事務机をスタイリッシュに見せるポイント
おしゃれなデザインのデスクを新たに購入しなくても、既存の事務机をスタイリッシュに見せることができれば、オフィスのおしゃれさはアップします。
事務机をスタイリッシュに見せるためには、できるだけ物を置かないようにしましょう。基本的にデスクの上には必要最低限の物だけ出すようにして、他の物は引き出しや収納ケースなどに入れます。何をどこに収納するかを事前に決めて守るようにすれば、収納した結果紛失する心配もありません。
おしゃれなデスクを導入したとしても、書類やファイルなどが乱雑に積み重ねられている場合はオフィスが散らかった印象になってしまいます。適切に片付け、必要に応じて収納グッズを増やすなどして対応してください。
デスク周りを整理整頓!効率的な作業環境の作り方
デスク周りの整理整頓は、おしゃれなオフィスに見せるための基本です。オフィスのおしゃれさにこだわる場合、見た目の良さだけでなく効率的な作業環境に整えることが重要。仕事が捗る空間を作るために、以下のポイントをチェックしてみてください。
デスク周辺のおしゃれな収納アイデア
デスク周辺が散らかっていると、おしゃれなオフィスから遠ざかってしまいます。デスクに最初からついている引き出しなどでは収納が足りない場合は、適宜収納グッズを増やしましょう。
書類の数が多くて机の上が散らかりがちなら、引き出すタイプの書類ケースがおすすめです。書類を綴じるファイルなどをデスク周りに置いておきたい場合は、ファイルを立てられるホルダーを用意しましょう。何でもそのまま机の上に置くのではなく、適切に収納することでおしゃれさと効率アップを両立できます。
ホームオフィスのデスク配置と整理術
近年ではリモートワークの普及により、自宅で仕事をする方も増えました。そこで考えたいのが、ホームオフィスのデスク配置です。最初から仕事をする目的の部屋にしていたわけではない場合、レイアウトを変更することで仕事の効率がアップします。
ダイニングテーブルなどとは別に仕事用のデスクを配置する場合は、生活空間や娯楽スペースと仕事場を明確に分けるのがおすすめです。暮らすための場所とは離れたところに仕事用のデスクを置くことで、仕事とプライベートを切り替えやすくなります。仕事で使う物も、できるだけデスク周りにまとめて置きましょう。
既存のダイニングテーブルなどで仕事をする場合は、生活スペースと仕事場をはっきりと区切るのが難しいこともあるかもしれません。そのようなときは、背の高い家具や観葉植物などで適度にスペースを区切るのがおすすめです。チェストなど他の家具のレイアウトを変更して、仕事用の空間を作るのも良いでしょう。
デスク周りのレイアウトで生産性を上げるためのコツ
デスク周辺を片付けながら仕事の生産性を上げるためには、物をどこに収納したか把握することが大切です。必要な物が必要なときに見つけられないと、探す時間が無駄にかかってしまいます。必要なものをスムーズに取り出して作業に集中できる時間を確保するためにも、デスク周りを整理整頓して収納場所を把握してください。
収納場所を把握するためには、毎回同じ場所に戻すことが大切です。定位置を決めれば、どこに収納したかわからなくなる心配がありません。また、収納場所を決めるときは使う頻度を考えましょう。よく使うものは最も近くにある引き出しの手前に入れる、あまり使わないものは少し遠くの収納ボックスや引き出しの奥に入れるなど、工夫することで生産性を上げることが可能です。
オフィス環境の変化とその対応策
近年ではリモートワークが活発になってきたことから、オフィス環境にも変化が生じています。従業員が働きやすいと思えるオフィス環境を整えるためにも、トレンドの変化と対応策はチェックしておきましょう。
リモートワークとオフィス環境の変化
リモートワークが多く取り入れられるようになったことで、オフィス環境に変化が見られるようになりました。リモートワークを導入している企業において重要なのは、オフィスを自然と人が集まる空間に整備することです。オフィスも自宅と同様に働く場所のひとつであるという認識を従業員ができる空間であれば、出社時も快適に仕事ができるでしょう。
オフィス空間を活用した新たな働き方
リモートワークの導入が増えている今、オフィス環境は新たな働き方に合わせて整備しなければなりません。リモートワークでもオフィスワークでも快適に働けるようにするために、オフィスには個人スペースと共有スペースを用意してください。
リモートワークを導入する場合、空間を効率的に使うためにもフリーアドレスが採用される傾向があります。どのデスクでも働けるようにすることで、従業員はそのときの気分や業務内容に合わせて適切な場所で働けるでしょう。周りを気にせず仕事に没頭できる個人用のデスクのほか、人がいる気配や適度な雑音を感じながら仕事ができるオープンテーブルなどを取り入れるのがおすすめです。
リモートワークでは気軽な雑談やディスカッションなどが生まれにくいため、オフィスワークではそれらを促進できるよう共有スペースを整えましょう。クライアントを呼んだり機密事項を扱ったりするときに使う会議室のほか、軽い話し合いができるディスカッションスペースや休憩中にコミュニケーションを促せるリフレッシュスペースなどを導入すると効果的です。
リモートワークとオフィスワークのバランス
リモートワークを余儀なくされてから月日が過ぎ、リモートワークとオフィスワークを組み合わせるハイブリッド型の働き方を推進する企業も見られるようになりました。そこで考えるべきなのが、リモートワークとオフィスワークのバランスです。
リモートワークは出社の必要がないため、通勤のストレスから解放される、プライベートを充実させられるなどのメリットがあります。一方オフィスワークでは周囲に人がいるため、すぐに相談でき仕事を円滑に進められる、新たなアイデアが生まれるといったメリットがあるでしょう。
リモートワークとオフィスワークの適切なバランスは、企業や部署、従業員ごとに違います。どのバランスで働くのが適切か、従業員の意見も取り入れながら考えることが大切です。
これからのオフィスデスクの形状
リモートワークとオフィスワークの両方を取り入れる企業の場合、オフィスデスクの形状も考える必要があります。
フリーアドレスを導入するのであれば、個々人で使う袖机などは不向きです。引き出しなどがないシンプルな平机を並べたり、複数人での使用を想定して作られたフリーアドレスデスクなどを利用したりするのがいいでしょう。コミュニケーションを促すスペースに置くなら、速やかに場所や向きを変えられるキャスター付きのオフィスデスクもおすすめです。
まとめ:スタイリッシュなオフィスデスクで効率的な働き方を
スタイリッシュなオフィスデスクを取り入れて周辺の環境を整えることで、おしゃれなオフィス環境と効率的な働き方の両方を実現できます。リモートワークが活発に行われるようになった今だからこそ、オフィスワークでも快適に働けるようにしたいところです。デスクの選び方や整理整頓のコツなどを確認して、従業員が快適に働けるおしゃれなオフィスを目指してみてはいかがでしょうか。