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最近のオフィスデザインのトレンドとして注目されているのが「オフィスリノベーション」です。この記事では、オフィスリノベーションの基本からかかる費用、そしてその効果について詳しく解説します。さらに、成功したオフィスリノベーションの実例も紹介します。もしもオフィス改革を考えているのでしたら、よりよいオフィス作りのヒントされてください。
オフィスリノベーションとは
オフィスリノベーションは、既存のオフィス空間を最新のトレンドやニーズに合わせて改装・改善するプロセスのことです。では具体的にどのような目的で行われるものなのか、どのようなことがリノベーションに含まれるのか、詳しく見ていきましょう。
オフィスリノベーションとは何?
オフィスリノベーションは、既存のオフィス環境を改修または更新するにあたって、空間の再設計、内装の更新、設備の近代化をすることなどが含まれます。その目的は多岐にわたり、より効率的で生産的なワークスペースを作ることから、社員のモチベーション向上、企業文化の革新、ブランドイメージの強化まで様々です。
多くの場合、オフィスリノベーションはただの美観の向上に留まらず、働く環境全体の機能性を高めるために行われます。最新のオフィスデザインのトレンドに対応することで、企業は社員のエンゲージメントを促進し、生産性を向上させることが可能です。また、環境に配慮した素材を使用することで、持続可能な運営を目指すことも可能です。
さらに、現代のオフィスリノベーションでは、フレキシブルなワークスペースの導入が増えています。これにより、社員がその日のタスクや気分に応じて作業場所を選べるようになり、創造性や協働が促進されます。このような変更は、働き方の多様性を受け入れ、個々のニーズに対応する現代の職場環境に不可欠です。
オフィスリノベーションにかかる費用
オフィスリノベーションにかかる費用はフルリノベーションやポイントリノベーションなど、改装する規模によって異なります。では相場的にはどれくらい必要なものなのでしょうか。
オフィスリノベーションはいくらかかる?
オフィスリノベーションの費用はプロジェクトの規模や採用する技術、材料によって大きく異なります。一般的な相場としては、内装リフォームの場合は坪単価10万円から30万円程度です。フルリノベーションを行う場合は坪単価30万円程度、部分的な工事になるポイントリノベーションでは坪単価10万円程度が相場です。ただし、物件の状態や規模によって価格には差が出ることもあります。リノベーションを検討する際には予算や目的に合わせて適切なプランを選びましょう。具体的な費用を算出するためには、初期の計画段階で詳細な見積もりを取ることが重要です。
オフィスリノベーションの補助金
オフィスリノベーションには政府や地方自治体からの補助金プログラムを利用することができる場合があります。
・ものづくり補助金:設備投資や商品開発による生産性・効率性の向上を目的とした補助金です。リノベーションによって、生産性や効率がどのように上がるのか証明することで受け取れるチャンスがあります。
・IT導入補助金:仕事を効率化するためのITツール導入に使える補助金です。Web会議システムの導入なども対象です。
・事業継承補助金:新事業の立ち上げや事業の統廃合に対して支給される補助金で、オフィス改装にも活用できます。
・小規模事業者持続化補助金:小規模な法人や個人事業主が対象で、生産性向上を目的とした取り組みに対して支援する制度です。オフィスや店舗の改装も補助金の対象となっています。
これらの補助金を受けるためには、支給条件や要件を満たした事業計画書の提出が必要ですが、利用することでオフィスリノベーションのコストを削減が可能です。リノベーションを検討される前に、自社のオフィスが補助金の対象となるか確認してから進めましょう。
オフィスリノベーションの効果
オフィスのリノベーションによってオフィスの機能や価値を見直すことができ、それにより得られるメリットは多々あります。具体的にどのような効果が得られるのか見てみましょう。
社員の生産性を上げる
適切なオフィスリノベーションは、作業スペースの最適化を図り、社員の生産性の向上に直結します。明るく開放的な空間や、機能的なデザインは、作業効率を高めるとともに、クリエイティブな発想を促進します。
コミュニケーションを促進する
オープンスペースの導入や多目的な共有エリアの設計により、社員間のコミュニケーションが活性化します。これにより、チームワークが向上し、プロジェクトの成功率が高まることが期待されます。
社員満足度をあげる
オフィス環境の改善は、社員のモチベーションを向上させ、職場への満足度を高める要因となります。快適で刺激的なオフィスは、社員の定着率を高める効果もあります。
維持費の削減ができる
エネルギー効率の良い設備や省エネルギー型の照明システムへの更新により、オフィスの維持費用を削減することが可能です。長期的には、運営コストの節約にもつながります。
企業のイメージアップにつながる
現代的で機能的なオフィスデザインは、訪問者に対してポジティブな印象を与えることができます。これは、企業ブランドの強化と直接的に関連しており、ビジネスの成長に貢献します。
おしゃれなオフィスリノベーション事例
ここからは、おしゃれなオフィスリノベーションの事例を5つ紹介していきます。
事例1.TBS
TBSグループ11社の統合により大きな会社になったTBSスパークル。部署の壁を越えた交流促進のためにカフェのような交流スペースを設置したり、部署ごとではなく働き方によってブロック分けすることで社内の一体化を目指したりすることで、部署の壁を越えた自由な発想を引き出し、放送事業だけにはとどまらない発展を見込んでいます。また、余った備品を捨てずに寄付して使いまわすSDGsへの取り組みにも力を入れています。
事例2.株式会社竹中工務店
株式会社竹中工務店とは、建築を専業としている大手の総合建設企業です。東京タワーや日本武道館の建築に携わっています。社員がいきいきと働くことができる環境と、健康に働ける仕組み作り、そしてブランディングの向上などを目的に、オフィスをリノベーションしています。そして改装を機にフリーアドレスを導入し、コミュニケーションの活性化をさせています。ラウンジには関連企業から提供された間伐材を使用しており、企業としての関係性アピールにも一躍買っています。
事例3.合同会社DMM.com
デジタルコンテンツの配信事業を始め、様々な事業に取り組んでいる合同会社DMM.com。テレワークやWeb会議の普及による働き方の変化・多様化により、オフィスを縮小しました。アフターコロナの現在、出社室が増加した後も多様な働き方に対応できる環境を整えています。改装に伴い、フリーアドレスを導入したり、オンラインでの商談にも対応できる個室ブースを用意したりしました。出社している社員とも、テレワーク中の社員ともコミュニケーションを図れるようになり、多様な働き方を実現しています。
事例4.第一カッター興業株式会社
第一カッター興業株式会社は切断・穿孔事業を主に行っている企業で、ビルメンテナンスなどの事業も展開しています。社員の増加により手狭になったオフィスを改装しています。閉ざされた会議室や入りづらい役員室を廃止し、開放感のあるオフィスに変わりました。また、フリースペースを設置したり、レイアウトを工夫したりすることで自然とコミュニケーションが生まれるオフィスへと変わりました。上下昇降できるデスクも取り入れ、社員の健康面にも配慮したオフィスとなっています。
事例5. 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
株式会社バンダイナムコエンターテインメントは家庭用ゲームや様々な商品・サービスを提供している総合エンターテイメント企業です。主力となるゲーム事業だけでなく、スポーツや音楽方面の事業も展開しています。社員が常に新しい価値やアイデアを生み出せるように、グランピングをイメージした多目的スペースや社員が共同で利用できるラウンジスペースをリノベーションしました。巨大なモニターを使って複数人でゲームを楽しめるエリアがあるのはゲーム会社ならでは。様々な打ち合わせ形態に対応したミーティングエリアもあり、エンターテイメントを生み出すクリエイターに働きやすい環境になっています。
まとめ
オフィスリノベーションは、ただの空間の美化を超え、企業文化の革新、社員の満足度向上、そして経営効率の最適化に寄与します。今回紹介した実例からも、オフィスリノベーションがどのように多岐にわたるメリットをもたらすかが見て取れるはずです。オフィスの改善を考えている場合は、これらのポイントを参考にして、効果的なリノベーション計画を立てましょう。