ダイニングテーブルは、食事だけではなく団らんの場所でもあり、時には読書や執筆をする場にもなります。では、人が集まり長く居ることが多いダイニングテーブルは、どのように選んだら良いのでしょうか。この記事では、ダイニングテーブルの大きさを決める際のポイントや、テーブルの周辺空間を活かす配置についてご紹介します。

ダイニングテーブルを選ぶ際のポイント

ダイニングテーブルを選ぶ際、テーブルだけを見て選ぶと失敗してしまう可能性があります。では、どのようなことに注意して選ぶのが良いのでしょうか。ここでは、ダイニングテーブルを選ぶ際に見るべきポイントを解説します。

テーブルの大きさを考える

テーブルの大きさを考える際は、高さと天板(テーブル上部の板)サイズの両方を検討する必要があります。高さと天板サイズを決めるためには、テーブルの使用目的と想定される使用人数を決め、対応するよう絞り込んでいくと考えやすいでしょう。

用途に合わせたテーブルの形状を選ぶ

テーブルの形状は長方形や正方形、円形や楕円形が代表的です。大勢が集合するのであれば長方形、軽食と休憩ができれば良いのであればコンパクトな正方形、同席する人との会話を重視するのであれば円形といったように、目的に応じた形状の選び方があります。

部屋に合うスタイルと色を選ぶ

よほど難しい使用条件でない限り、必要なサイズや形状を絞り込んだとしても、条件に合致するテーブルは複数見つかるはずです。その中から選ぶのであれば、使用する場所に合うものをおすすめします。
モダンやアンティーク、和風や北欧風といったように部屋のイメージがすでに固まっているのであれば、テーブルもそれに合わせて素材やデザインを選びます。一例として、和風の部屋には重厚感ある木製のテーブル、モダンな部屋には落ち着いたカラーのプラスチック天板に金属製の脚を合わせたテーブルなどがなじみやすいでしょう。

既存の家具やインテリアになじむテーブルを選ぶ

ダイニングテーブルは、大きくて存在感があるだけに部屋の雰囲気を左右します。すでに部屋に置いてあるインテリアや家具の雰囲気を損なわず、なじみが良いものを選んでください。
テーブルに使用される素材は木やプラスチック、金属などさまざまであり、素材によってはカラーも豊富です。例えば、既存の家具がアンティーク調であれば落ち着いた色味の木製テーブルか、木目調のプリントを施したプラスチック製テーブルが合います。家具と同じようなカラーのテーブルで統一感を出すのがおすすめです。

必要なテーブルの高さを決める

ダイニングテーブルと椅子

ダイニングテーブル選びでは、天板の大きさやデザインは気にされる一方で、実は見落としがちなのは高さです。快適にテーブルを使うためには、床から天板までの高さに注意しなければなりません。ここでは、テーブルの高さの決め方と、高さを気にする理由について解説します。

標準的なテーブルの高さ

オーダーメイドではなく完成品のダイニングテーブルは、高さ調節機能が付いているものの方が少ないので「どれもだいたい同じではないか」と思っている人も多いのではないでしょうか。確かに、流通している完成品のダイニングテーブルは床から天板まで70~72㎝前後となるよう作られているものがほとんどです。ただし、高さが選べるテーブルもいろいろとあるので、テーブルを長く快適に使うため後述する方法で高さをしっかりと決めることをおすすめします。

最適なテーブルの高さを計算する

テーブルの高さの計算には、一緒に使う椅子が関わります。椅子の着席する部分のことを「座面」といいます。座面から天板までの高さの差、つまりテーブルの床から天板までの高さから椅子の床から座面までの高さを引いた寸法が「差尺」です。この差尺が「座高÷3-2㎝」が、座りやすい姿勢になれるとされています。正確に差尺を求めたいとお考えなら、ぜひこの計算式にあてはめてみてください。座高を測るのは難しいですが、「身長×0.55」で座高の目安を求めることができます。
ただし、家族全員が同じ身長、同じ座高というわけではありません。身長の高い人の差尺は大きな数字に、小柄な人の差尺は小さな数字になります。そこで、幅を持たせて差尺「27~30㎝」のダイニングテーブルが、家族全員が快適に過ごせる目安となっているのです。日本人の大人の平均的な差尺は27㎝前後とされているので、高さ27~30㎝のダイニングテーブルは多くの人に適応するでしょう。家族全員が身長高めだったり小柄だったりする場合は、目安の高さ27~30㎝を中間値として調整してください。小さな子どもは、高さ調節ができる椅子で合わせるのがおすすめです。

適切なサイズのテーブルがもたらすメリット

高さが適切なテーブルは、姿勢良く座ることができます。差尺が大きいとテーブルの奥に手が届きにくく、料理を取る際必要以上に腕を伸ばすことになり疲れます。逆に差尺が小さいと、猫背になりがちで悪い姿勢が癖になってしまいかねません。
また、ダイニングテーブルで食事だけではなく仕事をしたり、食後に家族と団らんを過ごしたりする場合も、適切な高さが大切です。仕事をする際、高さが適切でないとパソコンが扱いにくかったり書き物がしづらかったりします。また、食後にお茶を飲みながら手をテーブルに置くシーンでも、高さが適切な方が居心地は良いでしょう。適切なテーブルの高さは家族を一所に集めたり、仕事が捗ったりといったメリットも望める可能性があります。

人数構成で考えるテーブルの大きさ

ナチュラルなテーブルと椅子

使用する人数が多いほど大きなテーブルが必要だということは、想像ができるのではないでしょうか。しかし、目安となるサイズを知らずになんとなく選んでしまうと、後から小さすぎたり大きすぎたりしてしまう可能性が否定できません。ここでは、人数に応じたテーブルの選び方について解説します。

人数に合ったテーブルサイズを選ぶコツ

テーブルで、1人が食事をするために必要なスペースは「幅60㎝×奥行40㎝」が目安であるとされています。テーブルを使う人数が増えるごとに目安の数字を増やしていくと、2人が対面で着席する場合は「幅60㎝×奥行80㎝」、4人家族で2人ずつ並んで座るなら「幅120㎝×奥行80㎝」です。
ただし、これは最低限のスペース。テーブルに常時調味料を置いておきたかったり、食事スタイルが大皿を取り分けるタイプだったりする場合は、もっと奥行が必要です。小皿料理を多く並べたいなら、幅をもう少し広げた方が快適になります。

人数に合ったサイズのテーブルを用意するメリット

なんといっても、テーブル選びの失敗がありません。ダイニングテーブルは、一度購入したら少なくとも数年は使い続ける人が多いでしょう。サイズ選びに失敗すると、次の買い換えまで我慢を強いられてしまいます。
また、人数に合ったテーブルを選ぶと食事の時間が楽しく快適になります。居心地が良い場所なら長く居たくなるので、団らんの時間も増えるのではないでしょうか。

テーブルの配置を最適化することで、スペースを最大限に活用

理想とするテーブルサイズが分かったところで、そのテーブルを室内のどこに置けば良いのか、配置についても考えてみましょう。配置も、テーブルのサイズ選びに影響します。

部屋の中でのテーブル配置を決める

テーブルを購入する前に、テーブルを置く場所を決めてしまいましょう。スペースの寸法を測っておくことも、購入の失敗を防ぐために重要です。

テーブルのサイズと高さの決定

前述したポイントをもとに、テーブルのサイズと高さを決定してください。どれくらいテーブルの広さに余裕を持たせるかは、先に計測した置き場所の寸法を意識すると決めやすくなります。

窓や壁からの距離も確保する

快適にテーブルを使うためには、テーブルの周囲に充分な空間を作ることが大切です。椅子に座って使用するためには、少なくともテーブルの端から50㎝の空間が必要。椅子を引いて座ることも考慮すると、60㎝以上は欲しいところです。
テーブルの周囲は人が歩きます。椅子に人が座っている状態で、椅子の背から最低60㎝は、人が通るためのスペースとして確保します。着席スペースと通行スペースを合わせると、テーブルの端から最低120㎝程度を空けておくと良いでしょう。体格の良い家族や御年配の方がゆったりと移動したいという場合は基準の数字を参考に、プラスして余裕を持たせてください。

まとめ

ダイニングテーブルの大きさは、使用する人数や用途を考慮して決定するのがおすすめです。テーブルの設置場所を先に決めて、スペースの寸法を明らかにしておくことも大前提。最適な大きさのテーブルを、周囲の空間を意識して設置して、快適な団らんの場を演出してみてはいかがでしょうか。

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