テーブルにはたくさんの種類があります。好みだけではなく、設置場所の雰囲気や用途などに合わせて選ぶことが大切です。テーブルと似たような脚付きの机は「デスク」ですが、両者にはどういった違いがあるのかも気になるところではないでしょうか。
今回はテーブルとデスクの違い、業務用テーブルと家庭用テーブルの違い、一般的なテーブルの種類について解説しますので、テーブル選びに役立ててください。
デスクとテーブルの違いって?
「机」を意味する言葉として、「デスク」と「テーブル」の2つが挙げられます。どちらも日常会話の中で何気なく出てくる言葉ですが、明確に違いを理解した上で使い分けている方は少ないのではないでしょうか。
ここでは、使用人数と用途という2つの観点から両者の違いを解説します。
使用人数の違い
デスクとテーブルの違いの1つ目は、使用人数です。デスクは1人で使用するのが一般的なため、サイズ感がコンパクトに作られています。学習机などがイメージしやすいかもしれません。
これに対して、テーブルは複数人での使用を想定しており、広めに作られている場合が多いです。みんなが机を囲むようにして席に着く様子を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
用途の違い
デスクとテーブルの違いの2つ目は、用途です。仕事や勉強など、何らかの作業時に使う机を一般的には「デスク」と呼んでいます。業務や学習がスムーズに行えるよう、引き出しが付いていることが多いのが特徴です。一方、テーブルは自宅や店舗などで食卓として使われることが多いイメージですが、オフィスでは会議など複数人で話し合いが必要な場面にも使用されています。
なお、1つのテーブルに複数の席を設けてデスクとして使っているパターンも存在することから、デスクとテーブルとの明確な線引きはなくなりつつあるといえるでしょう。
業務用テーブルと家庭用テーブルの違い
テーブルは業務用と家庭用とに分かれています。どんな目的で使用されているのか、どんな違いがあるのか、それぞれの特徴を押さえておくことが大切です。
業務用テーブルの特徴
業務用テーブルは、飲食店などの店舗やオフィス内で使われるものを指すことが少なくありません。受注生産や契約販売がほとんどで、1つ1つの単価が高めに設定されています。
不特定多数の人によって1日中使われることになるため、業務用テーブルは耐久性に優れているのが特徴。汚れが目立ちにくいこと、お手入れが簡単であることも重要なポイントです。
家庭用テーブルの特徴
家庭用テーブルは、一般に自宅などで食卓として使われるケースが多い傾向です。家庭向けに大量生産されていることから、比較的安価で入手できます。家庭用テーブルを購入する際に重視されるのは、使い心地は良いか、床を傷つけない材質であるかどうかといった点です。
また、テーブル1つで部屋の雰囲気がガラッと変わるため、その場にマッチするデザインかどうかも気にしたいところです。
一般的なテーブルの種類
一般的なテーブルにはどのような種類があるのでしょうか。ひとくちにテーブルといっても、形、大きさ、高さはそれぞれ違います。
また、どこに配置するかによっても適したテーブルが異なるので、特徴を理解した上でテーブル選びに役立ててください。
ダイニングテーブル
ダイニングテーブルは食事をする他、複数人が集まるくつろぎの場として使用されます。70cm前後の高さのものが一般的で、天板は長方形や円形など様々な形があるのが特徴です。脚は1本脚タイプ、2本脚タイプ、4本脚タイプなどがありますが、しっかりと安定させたいなら4本脚タイプを選ぶと良いでしょう。
エクステンションテーブルといって、天板の長さを自在に伸縮できるタイプのダイニングテーブルもあります。急な来客など、「もう1つテーブルが欲しいな」という場面などに便利です。
サイドテーブル
サイドテーブルは、ソファや椅子、ベッド横などのちょっとしたスペースに置いて使用できる小さめの机です。ソファや椅子に座ってゆっくりくつろぎたい時、サイドテーブルに飲み物などを置いておけば立ち上がったり移動したりしなくて済むので便利です。
ベッド横で使用するなら、目覚まし時計や充電器など必要な小物を置いておけます。引き出し付きや扉付きなど、様々なデザインが揃っているのが特徴です。
コーナーテーブル
コーナーテーブルは三角形や扇形など様々な形状のものがあります。部屋の隅に置く他、四角形に配置したソファとソファの間に置いて、繋ぎとして使用することも可能です。
座卓
座卓は通称「ちゃぶ台」と呼ばれるもので、床に座って食事をする際などに使用します。日本の多くの家庭でお馴染みの家具といえるでしょう。高さは30~40cmのものが多く、天板は長方形、正方形、丸形など様々です。
座卓の中には脚が折りたたみ可能なタイプもあります。収納や持ち運びなどに便利なのが特徴です。
ローテーブル
ローテーブルは、「センターテーブル」「リビングテーブル」など、様々な呼称がある机です。高さは約40cmで、ダイニングテーブルに比べると低めに作られています。圧迫感がないため、空間を広く見せたい場合はダイニングテーブルよりもローテーブルの方が向いているでしょう。ローテーブルはソファの前に配置することが多く、飲み物や軽食などを置いて使用するのが一般的です。
アメリカやカナダなど海外では床に座る文化がないため、やや高めに作られています。ただ、日本人向けには40cm前後のものがほとんどです。座卓と高さがそれほど変わらないため、折りたたんで収納する必要性があるかどうかで判断することをおすすめします。
ナイトテーブル
ナイトテーブルは、ベッド横で使われることに特化した小さめサイズの机です。ホテルなどで枕元にあるテーブルを想像するとわかりやすいでしょう。携帯電話、照明、目覚まし時計、メガネなどを置くのにちょうど良いサイズ感です。
カフェテーブル
カフェテーブルは1~2人で使用するのに向いている机です。ダイニングテーブルよりもコンパクトなため、空間を広く見せられます。また、たとえばワンルームや一人暮らしなど、限られたスペースを有効活用したい時にも大活躍してくれるでしょう。
カフェテーブルで食事をする場合は、幅60cm×奥行40cmの天板が1人あたりの一般的なスペースとされています。1人分のプレートを問題なく置けること、隣の人と身体が触れ合わない距離であるのがポイントです。
ピクニックテーブル
ピクニックテーブルは、その名の通りピクニックやキャンプなどアウトドアに特化した簡易机です。持ち運びが楽なように、軽さやコンパクトさが重要となります。雨や風などにも耐えられるよう、耐久性に優れていることも大切なポイントといえるでしょう。
ピクニックテーブルはデザイン性に富んでおり、シンプルなものからカラフルなものまでラインナップが多彩です。また、シートに直接座って低めのテーブルを使うか、椅子を用意して高めのテーブルを使うかといった点も考慮して選ぶ必要があります。
テーブルの種類はどんなものがある?デスクとの違いや一般的なテーブルの種類を解説まとめ
テーブルには様々な種類があり、それぞれに適した使い道が用意されています。テーブルを置いた時にそこだけ周囲から浮いてしまったり、サイズが合っていなかったりすると後悔しかねません。種類ごとの違いや特徴をしっかり把握し、最適なテーブルを選ぶことをおすすめします。
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