デスクや引き出しがキチンと片付けられていると、仕事の効率が上がることは分かっているものの、収納が苦手で、いつもゴチャゴチャしているという方も多いのではないでしょうか。収納の基本ルールを知っていると、ズボラな方でもスッキリと片付けられます。この記事では、100均商品を使ったオフィスデスクの収納術をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

100均から始める!手軽に改善するデスク収納

オフィスデスクの上には、パソコンや電話、書類、小物などが置かれています。パソコン周り、電話周り、書類置き周りの3つのゾーンに分けて動線を意識して整理してみましょう。日常的によく使うものだけを机の上に置くのもポイントです。

収納には、「立てる」、「仕切る」、「重ねる」、「吊るす」の4つの基本ルールがあります。デスク収納で使うルールは「立てる」と「仕切る」です。2つのルールをおさえるとデスク上のゴチャゴチャは簡単に改善することが可能です。

100均商品で見直す、基本のデスク整理法

基本ルールの1つ目は「立てる」です。寝かせて収納していると、ものの上にものを重ねて埋もれさせてしまいかねません。書類などを立てておくと、すぐ取り出せます。

2つ目の「仕切る」は、多種のものを分けて収納するテクニックです。仕切り方は1種類に対して1スペースが原則。使って戻すときも同じ場所です。定位置を決めると、ものの行方不明が解消できます。

オフィスデスクを彩る、100均の収納グッズ

書類やファイルは、クリアボックスもしくはブックスタンドに立てておきます。スマホやタブレットはダイソーのまな板スタンドに立てておくと便利です。

よく使うペンも引き出しではなく、立てて置くと、引き出しを開けて取り出すという動作を省けます。この場合、セリアのタワー型のペンスタンドがおすすめです。ケースの中に斜めの仕切りが付いていて、取り出しやすくなっています。

女性ならではのデスク整理法とおしゃれ収納アイデア

ファイル整理

100均商品はホワイトグレーや白色が多く、統一しやすく、100均商品を基調に、小物で色を加えていくとセンスの良い机になります。女性ならではのデスク整理法とおしゃれな収納アイデアをまとめました。

女性目線のデスク整理法とは?

付箋は伝言を書いて渡したり、その日にやるべきことをメモ書きして「TODOリスト」として使ったり、いろんなシーンで使えます。日常的に使う頻度も高いため、机の上に置きましょう。その時に役に立つのが、キャンドゥのL型ブックスタンドです。

ブックスタンドを掲示板のようにして付箋を貼っておき、電話周りの近くに置くと、伝言を書き留めるのに役立ちます。付箋はカラフルなものが多いため、机の上を可愛く演出できます。

癒しと機能性を両立する、デスク周りの雑貨選び

デスクに可愛い小物や雑貨があると、デスクワークが楽しくなります。置きすぎるのも困りものですが、癒しと機能性を両立する雑貨が、観葉植物です。

サンセベリアはマイナスイオンが発生するため、より癒し効果があります。観葉植物の鉢植えにマスキングテープを貼ると可愛さが倍増するでしょう。

女子力を上げる、オシャレなデスクレイアウト

女子力を上げる、オシャレなデスクレイアウトにするには、小物で色のアクセントを加えます。カラフルな付箋をブックスタンドに貼っておく、マウスパットをオレンジやグリーンのビタミンカラーにする、ペンやハサミ、テープのりをカラフルな色合いのものにするなどです。

引き出しの整理術で一気にスッキリ!効率的な収納法

引き出し収納で使うルールは「仕切る」と「重ねる」です。「仕切る」は、深さがない引き出しで使うテクニックで、クリップや付箋、ペン、ハサミ、予備のテープのりなどを収納します。文房具はよく使うものは手前にあまり使わないものは奥に置いてください。

「重ねる」は、深さがある引き出しに使えます。ものを積み重ねるのではなく、100均の容器に入れて、ものが混ざらないように重ねます。

引き出しの整理術のポイントは、ものの定位置を決めることです。定位置が決まっていると必要なときに必要なものを取り出しやすくなります。

無印良品の収納アイテムで作る、引き出しの整理法

収納は無印良品、と言われるくらい収納アイテムの種類やサイズが豊富で、「ポリプロピレンデスク内整理トレー2」は、高さ4cm以上の引き出しに対応しています。仕切りを移動したり、取り外したりできるのが特徴で、他のサイズと組み合わせて使いやすいようにカスタマイズが可能です。

深い引き出しも見直し!新たな収納法

深い引き出しには、書類を整理することが多いのですが、書類を整理するためには、不要な書類を捨てることから始めましょう。月別、テーマ別などに分類してクリアファイルに入れてラベル付けし、立てて収納するのが基本です。カラー別にファイリングすると探しやすくなります。

引き出しのないデスクでも大丈夫!収納アイデア

引き出しのないデスクの場合、足元にラックや収納ボックスを置くと良いでしょう。

仕事が進む!デスク上のレイアウトとPC周りの整理法

オフィス デスク

ほとんどの会社では、電話は机の左側にあり、中央にパソコンを置いて作業しているのではないでしょうか。動線を踏まえると、左から電話、パソコン、書類置きとなり、机手前が作業スペースとするのが基本のレイアウトです。

パソコン周りの整理法に使えるルールは「立てる」です。

ノートパソコンを置く場所と、その周辺のレイアウト

作業ゾーンを広く確保したい場合、机上台を設置し、その上にノートパソコンを置くようにします。セリアのスタッキングラック2個と木板を接着剤で固定してオリジナルの台を作ると良いでしょう。

デスク上の整理で仕事が進む!効率的なレイアウト

書類置きは、セリアのA4トレー縦型とA4ラック縦型を2段につなげて作ります。机の上を立体的に使うと、必要な書類を探す手間が省けます。

電話周りも立体的にすると、収納スペースを作ることができます。ダイソーのキッチン用積み重ねラックの上に電話を置き、ラック横にPEラインバスケットを吊るすと、ペットボトルホルダ―になります。

浮かせる収納とは?デスク周りをスッキリさせる方法

浮かせる収納とは、「吊るす」という基本ルールを使った収納法で、浮かせることで、引き出しの中や机の上の面積を消費することなく収納できるのがメリットです。

キャンドゥの目玉マグネットクリップ、ダイソーのPEラインバスケット、2サイズアソートワイヤーネットを組み立てて、配線や電源を吊るしておく場所を作ります。ワイヤーネットとマグネットクリップでスチール製キャビネットに留め、バスケットをひっかけて、その中に電源タップと配線を入れると完成です。

オフィスデスクの収納についてまとめ

オフィスデスクは一度きれいに整理してみると、その状態を維持したいという気持ちが生まれ、継続しやすくなります。基本ルールは「立てる」、「仕切る」、「重ねる」、「吊るす」の4つで、必要なものだけを机上に置き、電話・パソコン・書類ゾーンに分けて定位置を決めて収納するとスッキリまとまるのでおすすめです。100均商品を上手に活用して収納上手を目指してみてはいかがでしょうか。

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