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オフィスの改装や移転に伴い、古くなった家具の処分に頭を悩ませている方も多いでしょう。オフィス家具の適切な処分方法は何か、廃棄にかかる費用の目安や処分する際の注意点について、この記事で詳しく解説します。無駄なコストをかけず、法令を遵守しながらスムーズに処分するためのポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

オフィス家具の処分はどうすればよい?

オフィスの更新時や引っ越しにより不要となった家具の処分方法には、さまざまな選択肢が存在します。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて最適な処分方法を選ぶようにしましょう。

処理業者へ依頼する

専門の処理業者へ依頼する方法は、オフィス家具を速やかにかつ安全に処分したい場合に適しています。多くの処理業者は産業廃棄物の許可を持ち、適正な処理を法律に基づいて行います。依頼する際は、業者が持つ許可書の確認を行い、信頼できる業者を選ぶことが重要です。また、コストが発生しますが、事前に見積もりを取ることで費用を把握しやすくなります。

自治体に依頼する

小規模オフィスや少量の家具については、自治体の大型ごみ処理サービスを利用する選択肢もあります。自治体によっては産業廃棄物の処理も手がけており、比較的安価で処分できることできます。ただし、事前に申し込みが必要で、処分できる種類やサイズに制限があるため、利用前に詳細を確認するようにしましょう。

リサイクル業者に依頼する

まだ使用可能なオフィス家具は、リサイクル業者に依頼して再利用してもらう方法があります。これにより廃棄物を減らすとともに、リサイクルを通じて環境保護にも貢献できます。リサイクル業者は、家具を再販売するため、状態が良好なものが求められます。業者によっては無料で引き取ってくれる場合もありますが、場合によっては運搬費用が発生することもあります。

フリーマーケット・オークションに出品する

インターネットの普及により、不要になったオフィス家具をオンラインのフリーマーケットやオークションサイトで売却する方法が増えています。この方法は、直接的にエンドユーザーに販売するため、新たな利用者を見つけやすいです。しかし、商品の撮影や説明の作成、購入者との交渉など、時間と労力がかかることが欠点となっています。

SNSで譲渡先を探す

SNSを活用して不要なオフィス家具の譲渡先を探す方法もあります。FacebookやTwitter、Instagramなどのプラットフォームを使って、譲渡希望の投稿をすることができます。特に地域に根差したコミュニティグループでは、迅速に反応が得られることも多いです。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者を利用すれば、手間をかけずにオフィス家具を処分することができます。これは手軽な方法ではありますが、サービスの利用には費用が伴います。業者選びには注意が必要で、事前に複数の業者から見積もりを取り、評判を調べることがおすすめです。

居抜き撤去による造作譲渡する

オフィスの移転やリニューアルの際には、居抜き撤去を検討することも一つの手です。この方法では、現在のオフィスの家具や設備をそのまま次の入居者に引き継ぐことで、撤去や廃棄の手間とコストを省くことができます。居抜きの利点は多いですが、次の入居者との条件交渉や合意形成が必要になります。

廃棄費用のめやす

家具 業者

オフィスの改装や移転の際に生じる家具の廃棄には様々な費用が発生します。これらの費用を把握することは、計画を立てる上で極めて有効です。

人件費のめやす

オフィス家具の廃棄作業には、解体から運搬、処理まで多くの手間がかかります。これに伴う人件費は、作業に必要な労働時間と作業員の技能レベルに大きく依存します。一般的には、作業員一人当たりの時給と作業に要する時間を計算し、必要な人数を掛け合わせて総人件費を算出します。たとえば、作業員が二人で、一人当たりの時給が1000円、作業時間が3時間の場合、人件費は6000円となります。

養生費のめやす

養生作業は、オフィス家具の撤去や搬出時に他のインフラを保護するために必要です。特に大型の家具や重い設備を移動させる際には、床の傷防止だけでなく、壁やドア枠へのダメージも考慮しなければなりません。また、作業エリアをクリーンに保つためにも養生は欠かせません。養生費の目安としては、小規模なオフィスでは数万円程度からスタートしますが、大規模なオフィスや特別な保護が必要な場合は数十万円に上ることもあります。たとえば、広いオフィスの全フロアを養生する場合や、特殊な床材を保護する必要がある場合は、高額な費用が予想されます。

運搬車両費のめやす

家具の廃棄には運搬車両が不可欠です。運搬車両の費用は、使用する車両の種類、必要な台数、移動距離によって異なります。例えば、大型トラックを一日レンタルする場合、費用は一台あたり約20,000円からとなりますが、これに燃料費や高速道路の利用料が加わる場合があります。遠方への運搬や複数の車両が必要な場合は、これらの費用がさらに上乗せされます。

オフィスデスクの処分費用

オフィスデスクの処分には、そのサイズや材質、処分する数量によって費用が異なります。木製のデスクは解体が容易なため処分費用は抑えられますが、金属やガラスを含むデスクは処理費用が高くなる傾向にあります。一般的に、オフィスデスク一つあたりの処分費用は、3000円から5000円程度が目安です。

オフィスチェアの処分費用

オフィスチェアの処分費用は、デスクと同様にその材質や状態、処分する数量によって左右されます。また、オフィスチェアは再利用が可能な場合も多く、リサイクルを前提とした処分の場合は費用が抑えられることがあります。一般的なオフィスチェアの処分費用は、一脚あたり2000円から4000円が相場です。

オフィス家具を処分するときの注意点

オフィス 業者 点検

オフィス家具を処分する際にはいくつかの注意点があります。これらを無視すると、法的な問題や余計なコストが発生するリスクがあります。

業者に営業許可証があるか確認する

家具処分を行う業者が適切な許可を持っているか、確認しましょう。特に産業廃棄物を扱う業者は、地方自治体からの許可が必要です。許可証がない業者に依頼してしまうと、不法投棄などのリスクが生じ、後になって高額な罰金を科されることもあります。

相見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、処分費用の相場を知ることができ、最もコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことが可能です。見積もりを比較する際には、単に価格だけでなく、サービスの内容や業者の評判も考慮に入れると良いでしょう。

木製家具の処分は注意する

木製家具はその処理方法によって、処分費用が大きく変わることがあります。再利用可能な家具は買取業者に売却することで処分費用を回避できる場合もありますが、腐食や損傷が激しい場合は専門の処分が必要になり、処分費用が高くなるかもしれません。

会社の備品はどのように捨てる?

会社の備品を廃棄する際には、プロセスを効率的かつ責任を持って行う必要があるため、環境への影響を最小限に抑えつつ法的な要件を遵守しましょう。具体的には、使用していた備品を詳細に評価し、その状態や種類に応じて最適な廃棄方法を選定します。電子機器や家具などの大型アイテムは、場合によって特別な処理が必要です。廃棄する前には、社内他部門での再利用や寄付、販売など、リユース(再利用)またはリサイクルが可能かどうかを検討します。リユースやリサイクルが不可能な場合は、認定された廃棄物処理業者に依頼して備品を適切に廃棄します。

法的な要件を満たすためには、廃棄プロセスの全てのステップを文書化し、必要な記録を保持することが重要です。これは、将来的な監査や法的な責任を問われた場合のためです。つまり、会社の備品を捨てる際には、単に「捨てる」のではなく、そのプロセス全体を計画的に管理することが求められます。

オフィスチェアは一般廃棄物?

オフィスチェアの廃棄は、その材質や状態、そして地域の規制によって一般廃棄物として処理できるかどうかが決まります。オフィスチェアが木製、金属製、プラスチック製などのさまざまな材料で構成されている場合、リサイクルの可否が異なり、特に金属部分はリサイクルが容易ですが、プラスチックや布製の部分は処理が難しい場合があります。

また、オフィスチェアが十分に機能する状態であれば、リサイクルショップやチャリティーへの寄付が可能で、破損が激しい場合は部品ごとに分解してリサイクルする必要があります。さらに、地域によって廃棄物の分類基準が異なるため、地方自治体の規制によってオフィスチェアが一般廃棄物として扱われるかどうかが左右されます。

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まとめ

オフィス家具の処分は多様な選択肢があります。処分方法を選ぶ際には、コスト、手間、環境への影響を総合的に考慮することが重要です。上手く計画を立てれば、効率的かつ経済的な処分が可能となります。オフィスの改装や移転の機会に、これらの情報を参考にして最適な処分方法を選んでください。