こんにちは。三度の飯よりコーヒーが好き、ワサビは好きだがカラシは苦手、金曜日のハヤコです。

10月に入りましたね。
9月は一瞬で過ぎ去りました。
年末には2021年が一瞬で過ぎ去ったなんて言ってそうですね。

今日は、無垢材と突板とメラミン化粧板についてお話したいと思います。

名前は聞くけど具体的にどう違うの…?と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。
私も入社したての頃は違いが全く分かりませんでした。

簡単ではありますが、それぞれの違いや特徴をご紹介できればと思います。

まず「無垢材(むくざい)」。


無垢材とは、「木」そのもののこと。
森で育った木を、製材してできるのが無垢材です。
無垢材の特徴は長く使っていけばいくほど、木の色に深みがでてきたり、
逆に色が少し褪せたり、その木独特の風合いが出てきます。
これを経年変化といいます。
重く、重厚感があり頑丈なため、長いスパンで使用することができ、よく「一生物」などと言われます。
以前、火曜日のふみざわさんのブログにも登場したご自宅のテーブル、これはまさに無垢材を使用されていますね。

「木」そのものを使っているがゆえに、木が呼吸するので、木材の乾燥による、ひび割れや反りが生じることもあります。
それを防ぐために反り留めの金具を仕込んだりします。

飲食店やオフィスなど人が多く行きかう場所で使うような業務用家具を主に扱う弊社では、弊社では無垢材を天板に使用することは少なく、突板・メラミン化粧板を使用した家具がほとんどです。

無垢材を使用した案件などいつかやってみたいな…と思ったり思わなかったり…ラジバンdr…



次に「突板(つきいた)」。

板とは0.2mm程に薄くスライスした木のシートを、ベニヤなどの板に張り付けたもののことです。
これを土台となる芯材などに貼り、天板として使用されます。
断面のイメージはこんな感じです↓

特徴としては見た目は無垢材と似ていますが、家具の構造上は集成材がメインなので、反りや割れがでてくる可能性はなくなり、無垢材よりも軽量で、それでいて木のぬくもりを感じることができます。


天然木本来の木目や質感が味わえますが、メラミンよりは傷つきやすい印象です。

↑弊社商品例:クラーク 




最後に「メラミン化粧板(めらみんけしょうばん)」。

メラミン化粧板とは樹脂を浸透させた紙を何層も重ね合わせた薄い板のことです。板の厚さは約1mm程で、そこへ木目や色柄をプリントし、芯材に貼り付けることで天板として使用されます。
突板との違いは、天然木が一切使われていないという事です。
キズや熱・水分に強く、日常的な汚れに強いため長持ちしやすいです。
天然木とちがって拭き掃除もガシガシ気兼ねなくできます。笑
そのため飲食店やオフィスなど触れる機会が多く傷つきやすいところにはメラミンがよく使われている印象です。
ただやはり天然木に比べると質感・風合いは劣ります。
…が、最近では、本物の木のようなテクスチャを施したメラミンも登場しています。
その商品を使ったテーブルがこちら、ラフテル

このように、無垢材・突板・メラミンそれぞれメリットデメリットがありますので、使う場所やシーンに合わせて適した材を選ぶ必要がありますね。

私自身の話になりますが、引っ越す前は突板天板の、脚は天然木を使用したダイニングテーブルを使用していました。
しかし、引っ越しを木にメラミン化粧板の天板に変えました。

最初は木の風合いが感じられなく、味気ないかな…?と少し寂しい気持ちもありましたが、
日々生活していると、「メラミン化粧板にしてよかったな」と思うようになりました。
理由としては、まだ小さい娘がいるため、食べこぼし飲みこぼしは日常茶飯事、
ついでに食器でテーブルをたたくため、以前はテーブルが傷つくことが気になって仕方ありませんでした。
ところが今は…メラミンなの傷はつかない、食べこぼしもすぐふける、消毒もガンガンできる…と
日常生活におけるストレスが格段に減りました!
ただ、テーブルの角がとがっていて危ないという心配はありますが(無垢材と違って丸みをつけにくい)
それを指しい引いてもメラミン化粧板にしてよかったです!

子どもが小さいうちはメラミン化粧板、大きくなったら無垢材で風合いを楽しもう、と割り切ることにしました!

最後に、簡単にまとめると

<無垢材>
メリット
・頑丈で長期間使える
・長く使うほど風合いが出る
・高級感、重厚感がある

デメリット
・価格が高い
・思い
・反りやひび割れの恐れあり

<突板>
メリット
・無垢材より安価
・木の風合いを楽しめる
・軽い

デメリット
・傷つきやすい
・経年変化などは楽しめない
・メラミン化粧板よりコストアップ

<メラミン化粧板>
メリット
・リーズナブル
・軽い
・傷や水に強い

デメリット
・木の風合いは劣る
・角に丸みは出しにくい

いかがでしたでしょうか。

本日はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
またお会いしましょう。